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ロータス79やプジョー905など、鈴鹿サウンド・オブ・エンジン登場マシンが続々決定

2018年10月04日 13:51  AUTOSPORT web

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マリオ・アンドレッティ駆るロータス79/2
10月4日、モビリティランドは三重県・鈴鹿サーキットで11月17~18日に開催される『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2018』内のマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1公式戦および各種デモランに参加するマシンを発表した。

 昨年の鈴鹿サウンド・オブ・エンジン内でデモンストレーションランが行なわれたマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1は、3リッターエンジンを搭載した1966~1985年までに製造されたF1マシンを用いて、当時さながらのバトルが繰り広げられる人気ヒストリックカーレースだ。

“本場”ヨーロッパでは計60台ものエントリーを集めるこのシリーズは2018年、ふたたび鈴鹿にカムバックを果たし、今年は日本初の公式戦が行なわれる。鈴鹿サーキットはこれまで4回に分けて合計21台の出場マシンを明らかにしてきたが、今回さらに4台が加わることとなった。

 出場マシン第5弾としてアナウンスされたのは、新生ヘスケス・レーシングが1977年にデビューさせた『ヘスケス308E』、フィッティパルディF5をジャコモ・カリーリが改良し1978年のブラジルGPでエマーソン・フィッティバルディが2位表彰台を獲得するなどの活躍をみせた『フィッティパルディF5A』という2台の非グラウンドエフェクトカー。この2台は1973年以降に製造されたノングラウンドエフェクトカーが集うエマーソン・フィッティバルディクラスに分類される。

 一方、1973年以降に製造されたグラウンドエフェクトカーで争われるパトリック・ヘッドクラスには、ロータス78をさらに進化させた1978年の『ロータス79/2』と、ハイドロサスを組み込んだウイリアムズFW07の最終進化型、『FW07C』がエントリーリストに追加されている。

■レジェンド・オブ・F1デモランに『ウイリアムズFW12』など4台が参加決定

 イベント内で行なわれる“Legend of Formula 1”では国内でもっともF1人気が高まった時期といえる1980年代後半から近年2010年代までのF1マシンが登場。デモランを通じて時代ごとに特徴のある、さまざまなサウンドを訪れたファンに届ける。

 今回このプログラムに参加が決まったのは、1989年のターボエンジン規制を前にジャッド製NAエンジンにスイッチした1988年の『ウイリアムズFW12』など計4台だ。

 ナイジェル・マンセルとリカルド・パトレーゼがドライブしたFW12のほかには、片山右京のF1デビューマシンとなった『ベンチュリLC92』に加えて、“皇帝”ミハエル・シューマッハーとルーベンス・バリチェロがドライブした『フェラーリF2005』、さらに、2010年にフェルナンド・アロンソが年間5勝をあげた『フェラーリF10』の出走がアナウンスされている。

■プジョー905が“グループC デモラン”初登場

 鈴鹿サウンド・オブ・エンジンではヒストリックF1以外に加えて、往年のスポーツカーもその勇姿を多くのファンの前で披露する。

 デモンストレーションランに加えて、迫力のローリングスタートも行なわれるという2018年の“グループC デモラン”には1991年に日本車初のル・マン24時間総合優勝車となった『マツダ787B』のJSPC全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権モデルの参加が決定。ドライバーは“ミスター・ル・マン”として知られる寺田陽次郎が務める。

 また、ニッサンからは日本車+日本人ドライバートリオという布陣で1992年のデイトナ24時間を制した『ニッサンR91CP』が登場することが決まり、当時のレースで栄冠を勝ち取った3人のうち、長谷見昌弘、星野一義がふたたびレジェンドマシンをドライブするという。

 この他、グループCの3台目として発表されたのは『プジョー905』だ。同マシンは1993年のル・マンに3台が投入され、同じく3台体制を敷いたトヨタ010勢を圧倒。同レースの総合表彰台を独占する強さをみせて1992年からの2連覇を達成した。

 プジョー905のデモランを行なうドライバーは未発表ながら同マシンは鈴鹿サウンド・オブ・エンジン初登場となるマシンのため、ぜひチェックしておきたい一台といえるだろう。

 マスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1も開催されるサウンド・オブ・エンジン2018は11月17~18日の2日間、鈴鹿サーキットで開催。チケットは9月23(日)より販売スタートとなる。参加車両やイベント情報など詳しくは、SUZUKA Sound of ENGINE 2018公式サイトまで。