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グランプリのうわさ話:数々の若手を解雇してきたヘルムート・マルコの時代がついに終焉か

2018年10月04日 12:31  AUTOSPORT web

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レッドブルのヘルムート・マルコとマックス・フェルスタッペン
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 現在はレッドブルでモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコだが、チーム内における立場が、ついに脅かされているのだという。

 元F1ドライバーのマルコは、これまで20年間にわたって若手育成プログラムに関わってきた。彼は空きが出た2019年のトロロッソ・ホンダのシートに、チームの育成プログラムに在籍していた若手を乗せようとしたものの失敗に終わっており、3度目となるダニール・クビアト起用という決断を強いられることになった。ブレンドン・ハートレーに関しても、彼は若手時代こそ印象を残すことに失敗しているが、6年前に放出したドライバーを再雇用していることになる。

 ジュニアカテゴリーにレッドブルのサポートを受けるドライバーが少ないことで、「マルコの時代は終わった」と攻撃材料になっているという。そしてこの意見が社の創業者であるディートリッヒ・マテシッツの耳にも入ってしまい、彼は今ではマルコを通さず、見込みのあるドライバーと直接話をするようになっているという。マルコは、これまで経験したことのない状況に置かれている。