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MotoGP:ドヴィツィオーゾ、雨季に開催のタイGPは「どんなことでも起こりうる」

2018年10月04日 11:51  AUTOSPORT web

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アンドレア・ドヴィツィオーゾ/ドゥカティ・チーム
MotoGP第15戦タイGPを前に、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソが意気込みを語った。

■アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGPクラスランキング2位)
 ランキング2位をキープし、マルケスとタイトルを争うドヴィツィオーゾ。アラゴンGPではマルケスが勝利し、ドヴィツィオーゾは2位に入賞したものの、ポイント差は72ポイントに広がってしまった。

 フライアウェイラウンド4戦はドヴィツィオーゾにとってタイトル争いのための重要な一戦となる。2月にチャンで行われたオフィシャルテストでは、最終日に記録した1分30秒192がベストで3日間総合では7番手だった。

「ブリーラムでは初レースとなるので、だれにとっても全く新しい状況となる。2月のテストは、あまり悪くもなかったが、現時点ではシーズン当初よりもはるかに競争力があると思う」

「マレーシアより暑いかもしれないので、レースに影響が出るかもしれない。すでに雨季に入っているようだし、どんなことでも起こりうると思う」

■ホルヘ・ロレンソ(MotoGPクラスランキング4位)
 サンマリノGP、アラゴンGPと転倒リタイアに終わり、ランキング4位をキープするものの、ランキング3位のロッシとのポイント差が29ポイントに広がり、ランキング5位のビニャーレスに同ポイントに並ばれてしまったロレンソ。

 アラゴンGPではポールポジションを獲得しながら、スタート直後の1コーナーでハイサイド転倒、右足を強打し、親指を脱臼、第二中足骨を骨折してしまった。タイでの復帰はケガの回復状況次第となる。

 2月に行われたチャンオフィシャルテストでは、2017年型と2018年型の2台のマシンを持ち込むなど、あまりいい内容のテストとはならず、3日間総合でも1分30秒729がベストと、総合16番手に終わっている。

「アラゴンでのクラッシュはレースを台なしにしただけでなく、今週末のブリーラムでも妥協を強いられる。まだ100%の状態ではなく、足はまだ腫れており、どれくらい痛むかは走ってみなければわからない。ブーツが履くことができれば、レースに向けてトライしたい」

「アラゴンでの期待が高かったので残念だが、残りの5レースで頑張りたい。ポジティブに考えなければならないし、ここでの2月のテストではうまく行かなかったが、シーズン中、状況は大きく変わってきた。金曜日の朝、ケガの状態をより知ることができる。もし、この状況で競争することが難しくても、マシンに乗ることはできるだろう」