MotoGP第15戦タイGPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが意気込みを語った。
■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング3位)
ランキング3位につけてはいるものの、トップのマルケスから87ポイント、ランキング2位のドヴィツィオーゾから15ポイント差をつけられており、チャンピオンシップ争いでは苦しい立場に立っているロッシ。
サマーブレイク明け以降、表彰台に立てず、今シーズンはまだ勝利がない状況が続いている。アラゴンGPではフリー走行での転倒の影響もあり、今シーズンワーストの予選18番手に終わった。タイでは2月のオフィシャルテストでも、3日間総合でも12番手と苦戦気味だった。巻き返しを図れるか。
「長いヨーロッパラウンドの後、いよいよタイに向かう。2月にテストを行ったブリーラムは得意なサーキットではないが、熱心なアジアのMotoGPファンに会ういい機会だ」
「いつもどおり、いい週末にするために全力をつくす。目標は表彰台争いに戻り、フライアウェイラウンドでいい結果を得ることだ」
■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング5位)
得意とするアラゴンで10位に終わったビニャーレス。ランキング4位のロレンソと同ポイントのランキング5位をキープするものの、チャンピオンをめざすには厳しい状況に置かれている。チャンのオフィシャルテストでは2日目に4番手につけ、総合では8番手だったが、前を向いて、今レースに臨む。
「アラゴンGPのことは忘れたい。今は今シーズンを最善の結果で終えることに集中したい。アジアツアーはタイでスタートとなる。気温の高いチャンは要求の厳しいコースだ。ブリーラムでのレースは初めてだが、ここでレースをできることがハッピー」
「開幕前にテストを行ったが、そのときはバイクのセットアップを模索していたので、最速ではなかった。それでも大きな期待を持ってタイGPに臨む。レースウイーク中、日々、改善して行きたいと思う」