元フェラーリドライバーであるゲルハルト・ベルガーとフェリペ・マッサは、2019年のドライバーラインアップを変更するというフェラーリの大胆な選択を支持している。
フェラーリは、ザウバーのルーキードライバーであるシャルル・ルクレールを2019年に起用することを9月に発表した
一方で現在のフェラーリドライバーであるキミ・ライコネンは、ルクレールと交代する形でザウバーに移籍し、同チームに2年間在籍することになる。
このフェラーリの選択によってチームが活性化されると多くの者が考えている一方、この決断には厳しい批判もある。一部の専門家は、20歳のルクレールに今回の移籍は荷が重く、まだ早すぎるのではないかと懸念しているのだ。
メルセデスのルイス・ハミルトンも、フェラーリのライコネン放出という決断は、「理解できない」と語っている。
しかし元フェラーリのドライバーであるゲルハルト・ベルガーとフェリペ・マッサはふたりとも、チームの決断を支持している。
「ルクレールは優れたドライバーだ」とベルガーはTagesspiegel紙に語り、フェラーリの2019年ラインアップは「非常に興味深い」と語った。
ベルガーは1987年から1989年の3シーズンにわたってフェラーリからF1参戦した後、マクラーレンに移籍し、1993年から1995年にかけて再度フェラーリに復帰した。彼はフェラーリ在籍中に5度の優勝をチームにもたらしている。
「1年目は何よりも学びの段階になるだろう」とベルガーは、2019年のルクレールに何が期待できるか聞かれて答えた。
「いまの彼の経験では、ベッテルの方が抜きんでることになるだろう」
一方、フェラーリで8シーズンを過ごしたマッサは、キャリアのごく初期にあるルクレールと契約するという決断が、チームにとってリスクになるとは考えていない。
「そんなことはない、彼らは上手くやっていける」とマッサはCorriere della Seraに語った。
「フェラーリは2019年に素晴らしいドライバーペアを擁することになると思うよ」
「才能に加えてシャルルは頭がいいし、僕の意見では、マックス・フェルスタッペンよりもずっと成熟している」
「彼はいつの日か世界チャンピオンになれると確信している。そして隣にセバスチャン・ベッテルがいれば、お互いにプッシュし合うことになるだろう」