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アリアナ・グランデ、ファンに心境を吐露「今は大きなツアーは難しいかも」

2018年10月02日 21:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

元気で明るいイメージだったアリアナだが…
昨年の英マンチェスターでのコンサート直後に起こったテロ事件や、先月には元恋人が薬物過剰摂取で急死するなど、辛い出来事が続いているアリアナ・グランデ。このほどTwitterでのファンとのやりとりで「しばらくは大きなツアーをするのは難しい」などと心境を吐露した。

トレードマークのハイポニーテールと“キャッツアイ”と呼ばれる独特のアイメイク、小悪魔的な魅力で世界中のファンを魅了してきた歌姫アリアナ・グランデ。153cmと小柄ながらパワフルで元気いっぱいな姿が印象的だった。

ところが2017年に英マンチェスターで起こった自爆テロ以降、そのハツラツとしたイメージから少しずつ遠ざかっているように感じているファンは多い。『VOGUE』7月号でのインタビューでは「心に負った傷は一生消えることはないでしょう」と明かし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と闘っていることを告白していた。

今年5月に交際を開始した恋人ピート・デヴィッドソンとスピード婚約を果たし、幸せな毎日だとSNS上でも頻繁に明かしていたアリアナ。「アリアナに笑顔が戻った」とファンが喜んだ矢先、今度は2016年から約2年間にわたり交際していた元恋人でラッパーのマック・ミラーが、薬物過剰摂取で急死した。

25歳という若さですでに人の何倍も辛い経験をしてきたものの、自らを“ワーカホリック”と呼ぶアリアナはその辛い気持ちを仕事にのめり込むことで乗り越えてきた。現在もヒット曲を立て続けに生み出しているが、気丈に振舞ってきたアリアナも、最近は沈んだ気持ちをファンに隠しきれないほど落ち込んでいるようだ。

先月28日のこと、Twitterで交わしたファンとのやりとりの中で「(ファンの皆に)会いたいの。ソワソワして心が落ち着かない。昨日はこのままずっと永遠に家にいたいって思ったけど、今日はツアーをやりたいって思う」と自身の不安定な気持ちを明かしている。

ツアーを心待ちにする人々を喜ばせるために、無理はしてほしくないと気遣うあるファンが「私達もアリアナに会いたいけど、しっかり決断してね。ツアーを始めたことを後になって後悔してほしくないから」とツイートすると、アリアナはこう返している。

「後悔するってことは絶対にあり得ない。私にとっての至福の時間は、ステージに立ってファンの皆と一緒に過ごす時だから。ただ、自宅を長期間離れることになるのが今は怖いの。こんな風に本音を曝け出したら、またバッシングの標的にされちゃうわね。でももうそんなこと気にしない(笑)」

「ミニツアーのようなものをやろうかな。前回のような(長期にわたる)ツアーは、今はまだ心の準備ができていないわ。それは自分自身が一番よく分かっているの。」

「皆、愛してるわ。会えなくて寂しい。周りは焦らないでって言うけど、ソワソワして心が落ち着かないの。だから今後どういう形になるか、ちょっと分からないわ…」

胸のうちをファンに明かしたアリアナは、30日には自身のInstagramストーリーで「life starts all over again when it gets crisp in the fall」と米作家F・スコット・フィッツジェラルドの代表作『グレート・ギャツビー』の一節を引用した。

「爽やかな秋の訪れとともに、また新たな生命が始まる」という意味のこの一節に、アリアナは未来へと続く希望の光と再生への活力を見出したのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)