「OrCam My Eye」は、世界30か国20言語の視覚障がい者に利用されていますが、日本語表記への対応は、難易度が高いものでした。弊社には、「世界中の目が不自由な、もしくは読書困難に苦しむ人々の自立した生活の一助に」という想いがあります。(そんな中)ようやく日本語版の開発を終え、9月から日本営業所を、始動したのです。
Q2:日本発売にあたって、特に変更した点はあるのでしょうか。また、特に強調したい製品の特長は何でしょうか。
日本語表記に、対応しています。自動的に日本語と英語を認識し、すぐに読み上げます。印刷物やデジタルデバイスの文字を読みたいときはもちろん、人の顔や物を一度登録しておけば、カメラの視界に入ったとき、自動的に認識して、音声で知らせてくれます。
さらに、家族や友人など、目の前にいる人が音声でわかるので、これまで以上に、人と人とのコミュニケーションも、円滑になります。ハンズフリーで、配線もWi-fiも必要ないため、単独での日常活動も、サポートすることができます。Q4:今後の展開について、教えてください。全国で「OrCam My Eye」が購入できるよう、メガネ店や訪問販売など、流通経路の充実に、注力しています。製品と併せて、日常生活での活用を目的とした、実践的なレクチャーやトレーニングも、提供していくつもりです。全国で体験会を開催するなど、購入機会とサポートの両方を、日本国内全土で、構築することが目標です。取材時における本品の発売予定は、9月末。この記事が掲載される頃には、すでに販売されているかもしれない。流通経路も拡大されていくとのこと。今後の展開が楽しみだ。(取材・文 乾 雅美)