アメリカ、ラグナ・セカで開催されたポルシェ・レーシング・レユニオン内で、9月27日にワールドプレミアされた新型『ポルシェ935』。ポルシェ誕生70周年を記念して限定生産される同車のテスト風景がイタリア・モンツァで捉えられた。
マルティニカラーを纏って人々の前に姿を表した現代版ポルシェ935は、1978年当時、ル・マン24時間を見据えボディカウルを後方まで長く伸ばした形状が目を引くポルシェ911のレーシングモデル、ポルシェ935“モビー・ディック”のオマージュとして誕生した一台だ。
ポルシェ911 GT2 RSをベースに、当時の935を思わせるスタイリングやポルシェの歴代レーシングカーから受け継いだパーツ類を装備した新型モデルは、77台が限定生産され2019年からデリバリー開始予定となっている。
そんなニューポルシェ935のテストカーが、イタリア・モンツァで実走行を重ねている様子をファンが撮影。そのビデオ映像がYouTubeで公開されている。動画ではカーボン複合材をむき出しにした935が重低音を響かせ、時に縁石を飛び越えながら疾走している様子が確認できる。当時のマシンを知る人も知らぬ人も、約40年ぶりに蘇ったポルシェ935の走りをチェックしてみては。