公式予選
日付:2018年9月15日(土)
天候:雨/曇
予選結果:87号車 10位、88号車 17位
観客動員数:1万2900人
87号好調で決勝に期待が持てる結果に
鈴鹿10時間レース後ではあるが、スーパーGTとしては1カ月以上のインターバルが空いた第6戦。フリー走行は雨からのスタートでデータが取りづらい状況でのスタート。
予選は完全ドライコンディションとなり87号車がQ2進出にて10位に、88号車はABSトラブルで17位となるも、セッティングは決まっており2台とも決勝日に期待を持てる土曜日となった。
◆87号車 エンジニア Seiji Hirai コメント
「フリー走行では持ち込みセットが悪くなく、順調に走行を重ねることができたが、ドライのデータがもう少し欲しかった」
「Q1元嶋選手が担当。メーターパネルにタイム表示が出ないトラブルがあったがグループ4番手でQ2に進出。QF2は佐藤選手。路面コンディションが変わりU/Sに悩まされるも、10番手で予選を終える」
◆87号車 Kimiya Sato コメント
「フリー走行から車の感触は悪くない状態だった。予選に向けてもポジティブな状態でフリーを終えることができたと思う」
「予選では元嶋選手が良いアタックを決めてくれて通過でき、自分が担当したQ2でも悪くない感触だった。しかしコンディションなどから見るとQ2でのタイムの伸び幅が少し足りなかったように感じた」
◆87号車 Yuya Motojima コメント
「持ち込みセットが良く、走り始めからマシンに速さを感じた。タイヤもグリップがあって、ロングも速いので、予選決勝が楽しみになる、フリープラクティスだった」
「予選でもマシンバランスとタイヤが良く、自分のなかでは今シーズンここまでのベストな予選ができたと思う」
◆88号車 エンジニア Masafumi Katsumata コメント
「Q1は平峰選手担当。アタックラップにABSトラブルでタイムアタックできず、17位に終わる」
◆88号車 Kazuki Hiramine コメント
「Q1を担当。トラブルで、攻めることができず、かなり悔しい結果だった。
フリー走行では、非常に良い感触を持っていただけに、気持ちを切り替えて追い上げなければと、自分自身と戦っていた」
◆88号車 Marco Mapelli コメント
「フリー走行の結果から見ればトップ3が見えていただけに、アンラッキーな予選となってしまった」
決勝レース
日付:2018年9月16日(日)
天候:晴
決勝結果:88号車 5位、87号車 13位
観客動員数:2万8500人
2台入賞圏内を順調に走行しゴールも難しい結末に
決勝日は秋晴れとなり、観客のみなさまにとっても素晴らしいコンディションで朝をむかえる。時間が経つにつれ気温・路面温度ともに上昇し午後のスタートとなった。
レース前半88号車はとても良いペースでポジションを上げて行く、87号車は内圧にトラブルを抱え順位を落とすも、ピットイン完了後2台ともに10位以内を走行し期待の持てる展開に。
88号車はスローパンクチャーなどの影響もありSC後、超僅差の表彰台争いのなか惜しくも5位に。87号車は7位でゴールするもペナルティの影響で13位となった。
◆87号車 エンジニア Seiji Hirai コメント
「フリー走行:ガソリンを積んだ状態で確認走行。スタートは佐藤選手が担当。この週末一番気温・路面温度が高く、タイヤの内圧上昇に悩まされる。前に詰まった状態での走行になったため、23周目に早めのピットイン。元嶋選手に交代」
「その後、タイヤが厳しいのは分っていたが、他車とのタイムの差も殆ど無かったので2本のみの交換でコースに送り出す。タイヤの左右差でバランスが悪いなか、順位を上げることができ、7位でチェッカー」
「最終的にはペナルティでポイント獲得できなかったが、状況の悪いなかで粘り強くレースを戦えたことはチームとしての力が上がっていることだと思う。残り2戦、全てを出し切って戦うことができれば結果は出せると信じている」
◆87号車 Kimiya Sato コメント
「スタートを担当したが、3~4ラップもすればグリップ感を失い後ろから終始詰め寄られる厳しい展開となった。レースを終えた結果は残念な形だったが、今回得たことを次回に生かして結果につなげて行きたい」
◆87号車 Yuya Motojima コメント
「決勝はチーム全員、スタートからノーミスで後半の私につないでもらった。勝負に出る戦略だったので、ペースは苦しく、自分の順位を守るので精一杯のレースだったが、後半周りのペースが落ちたところで、大きなチャンスができた」
「結果はシングルフィニッシュにも関わらず、自分にミスがありペナルティで終わってしまい申し訳なく思います」
◆88号車 エンジニア Masafumi Katsumata コメント
「スタートドライバーは平峰選手、後方からのスタートにかかわらず、タイヤをマネジメントして大量のオーバーテイクをやってくれた。4本タイヤを変えマルコ選手に交代、4位まで追い上げSC明けの残り6周で0号車、34号車と3位争いを演じたが0.008秒差で5位に。貴重なポイントを獲得できた」
◆88号車 Kazuki Hiramine コメント
「スタートを担当。正直、菅生はシーズンのなかで、最も追い抜きづらいサーキット。アグレッシブに行かなければ抜けないと思っていた。車の問題もなく、非常に良いバランスだったので、思いっきり攻めに行った。何台も抜いたし、マルコも最後までベストを尽くしてくれた!」
「今大会もまた追い上げるレース。次戦はもっといい結果を残したい」
◆88号車 Marco Mapelli コメント
「レースは17位から良いペースで挽回する結果となり、車のセッティングも良く週末を通してチームは素晴らしい仕事をしてくれた。チームの各種進歩及び全員のコミットメントに対しとても誇りに思う」
「最後のSC明けで、リアタイヤがスローパンクチャーしていたこともあり、表彰台争いのなか、少しアンラッキーだったが、今は次戦オートポリスが待ちきれない」
◆監督コメント
「鈴鹿10時間が終了し、大変忙しくしていたJLOCのメカニックさん達! お疲れ様です! 準備に追われるなか、重要な大会になる菅生サーキットに無事全員集合! 87号車、88号車ともに無事フリー走行を終え、問題無く良いイメージで予選に」
「87号車は予定通り、固めのタイヤで両ドライバーともにほぼ同タイムにて10位からのスタートが決まる! 88号車はQ1平峰選手のアタック中にセンサーが異常信号! タイヤを痛めQ1敗退17位スタート! 彼のアタック中、セクター1、2と赤マーク! 予定通りスバルとポール争いと思ったが! 悔しい!」
「決勝は、両車ともに作戦の通り5位、7位でダブル入賞! 良かった!」
「しかし、飛行機に乗る都合上、終了1時間後に携帯連絡! 87号車が最後6ラップの大集団での37秒のペナルティ! 信じられない! 元嶋選手の目が真っ赤」
「スポンサー様、佐藤選手、チームスタッフ、ヨコハマタイヤ様、ファンのみなさま、空港で会った彼は憔悴していました!」
「しかし、4人のドライバーは良い走りをしました! 何時もJLOCを応援して頂いているみなさま!ラスト2戦、全員で力を合わせ良い結果を求め頑張ります。今後も応援宜しくお願い致します!」