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ピレリ、後方からトップ6入りのレッドブル勢を称賛。「上位陣と異なる選択で素晴らしい走りを披露した」

2018年10月01日 13:11  AUTOSPORT web

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2018 F1ロシアグランプリ決勝

◆2番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトン、ウルトラソフト-ソフトとつなぐ1ストップ戦略で優勝

◆マックス・フェルスタッペン、後方グリッドから長いオープニングスティントを走行し、ソフト-ウルトラソフトとつなぐ戦略で5位を獲得

◆デグラデーションレベルが低いトラックに全3種類のスリックコンパウンドが登場:大半のドライバーが1ストップ戦略を採用

2018年9月30日、ソチ
 トップ4グリッドのドライバーが、ウルトラソフト-ソフトとつなぐ1ストップ戦略を採用し、ロシアグランプリの上位4名となりました。対照的に、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、後方グリッドからソフトタイヤでスタートし、長いオープニングスティントを走行後ウルトラソフトへ交換する1ストップ戦略で5位を獲得しました。
 
 スタート前に雨がパラついたものの、スタートからフィニッシュまでドライコンディションが続きました。昨日までよりも若干冷涼な天候の影響もあり、ウルトラソフトにはグレイニングの発生が見られました。
 
 路面温度30度前後のコンディションの下、全3種類のスリックコンパウンドが使用されました。
 
ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント
「トップ4のドライバーが、我々の予測した最速戦略を実行するなど、レースに大きなサプライズはありませんでしたが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドが、素晴らしいドライビングを見せてくれました」

「彼らは、後方グリッドのスタートから、トップ4とは異なる戦略でトップ6入りを果たしました。タイヤのデグラデーションが非常に小さかったことが、ソフトタイヤによる長いスティントを可能にしました」

「現行の史上最速F1マシンに装着されたタイヤは、我々の期待通りの性能を示しており、レース終盤、バルテリ・ボッタスがラップレコードを更新しました」

ピットストップ戦略
 メルセデスのルイス・ハミルトンが、我々が予測した1ストップ戦略で優勝しました。ウルトラソフトでスタートしたハミルトンは、14周目にソフトへ交換しました。
 
 トップ4が同様の戦略を採り、ソフトでスタートしたマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドがこれに続きました。ハイパーソフトでスタートしたドライバー中の最上位は、ザウバーのシャルル・ルクレールによる7位でした。

コンパウンド毎のラップタイム上位
●ソフト
ボッタス 1'35.861
ハミルトン 1'35.916
ベッテル 1'35.990

●スーパーソフト
フェルスタッペン 1'36.283
リカルド 1'36.345
エリクソン 1'37.931

●ハイパーソフト
ペレス 1'41.143
ルクレール 1'41.502
マグヌッセン 1'41.658

最長スティント
●ソフト:アロンソ 47Laps

●ウルトラソフト:サインツJr. 19Laps

●ハイパーソフト:ペレス 12Laps