2018年F1ロシアGP決勝で、メルセデスのバルテリ・ボッタスは2位だった。ボッタスはポールポジションからレースをリードしていたが、2位を走るルイス・ハミルトンの背後にセバスチャン・ベッテルが迫ってきたことから、チームはタイトル争いを考えて、ボッタスに対しハミルトンにトップの座を譲るよう指示した。
■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=2位
難しい一日だった。チームにとっては、最大限のポイントを稼げたからいい結果だったと思う。でも僕個人にとっては厳しいレースだった。
僕らは常にすべてのシナリオとすべての事実を踏まえて行動する。ルイスはドライバーズ選手権を、チームはコンストラクターズ選手権をかけて戦っている。だから常にプランを用意するわけだけど、実際レースで何が起こるかを予想するのは難しい。
(チームは正しい判断をしたと思うかと聞かれ)チームにとってどちらが優勝でどちらが2位でも、入ってくるポイントは同じだ。でも、ルイスはドライバーズ選手権を争っていて、僕はそうじゃない。だからチームにとってこれが理想的なリザルトだ。僕にとっては理想的ではないけれどね。