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お客様は神様じゃなく、もはや「疫病神」 店員がストレスサンドバッグの現状に批判の声

2018年10月01日 10:22  弁護士ドットコム

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弁護士ドットコムニュースで掲載した『「お前は誰に給料を貰ってる?」大声で怒鳴り散らす「クレーマー」 追い出す方法は?』(https://www.bengo4.com/other/n_8162/)に対し、沢山のコメントが寄せられています。


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この記事で、近藤暁弁護士は「不当なクレームであると判断される場合には毅然とした対応が必要です」と述べています。たとえば、出入り禁止などの措置をとることのほか、場合によっては「警察に通報することも検討すべき」と説明しています。


読者コメントの中には、「『お客様は神様です』の意味を勘違いしている者が多すぎる」(男性・30代)などクレーマーを問題視するコメントが多数を占めましたが、逆に「毅然とした態度は良いですが、恨みからの報復が怖いです」(男性・40代)など客からの報復を懸念する声や、「あきらかに態度が悪い店員もいる」など店側の問題点を指摘するコメントもありました。


以下、寄せられたコメントを紹介します。


●「お客様は神様ではありません」出禁に賛成する意見が多数

「コンビニでバイトしてますが、本当に愕然としてしまうくらいに酷いクレーマー居ます」という40代の女性は「店員が、モンスター客の、ストレスサンドバッグにされています」と悲痛な声を寄せています。ほかにも、「明らかに立場が下の店員でストレスの発散をしている客もいる」とコメントする50代の女性もいました。


このようなクレーマーはなぜ現れるのでしょうか。背景には「お客様は神様」という考え方があると指摘する声が多くを占めました。


「お客は神様だっていうのはあくまでも店員側の心構えであって客が主張することじゃない。でもその上にあぐらをかいているような人が多すぎる」(男性・20代)


「どちらかというと『お客様は王様』であって、然るべきマナーや常識のない王様は『クーデター』によって処刑されても文句は言えない」(男性)


「『お客様は神様です』これを悪用して、我が物顔で振る舞う不埒者は営業妨害・出禁にしていけばいい」(男性・20代)


ほかにも、お客様が神様ならば「疫病神はお帰りください」とコメントする男性もいました。


また、ある40代男性は「お客様は神様では有りません。なんでも許されるのは間違いです。あくまでビジネス。店員と客に身分の差は有りません。毅然とした態度も必要です」と、店側の泣き寝入りではなく、前向きな行動を呼びかけていました。


●「店員にも客にも問題はあり得る」店側も改善を

「店員として振舞えと言うのなら、客として、常識のある人間として振舞え」などとクレーマーに対する批判が集まる一方で、「店員にも客にも問題はあり得る」と店側の対応を問題視する意見もありました。


「無愛想だったり、こちらの言うこと(要望・お願い)を聞いていなかったり・・・。いろいろ状況もあって仕方の無いときもあるだろうが、あきらかに態度が悪い店員もいる」


「相手がモンスターならば、毅然と対応し、場合によっては営業妨害などで警察を呼ぶべきだと思います。クレーマーは店側が要因で生まれることがほとんどではないかと思います」(男性・30代)


店員だけではありません。経営者をはじめとした店全体のクレーマー対応への姿勢を問題視する声もあがっています。


ある40代女性は「基本、誰も助けてくれません、自分で対処するしかない現状」とクレーマー対応が店員一人に押し付けられている現状を訴えています。また、「経営者にも認識が足りず盲目的に謝れと言う人がまだまだ多い」(男性・50代)など、経営者の認識の甘さを指摘する声もありました。


とはいえ、店側がどんなに努力しても、クレーマーに対応しきれない場合もあります。悪質なクレーマーに対しては、「営業妨害として警察に一度入ってもらう事が一番いいですねー」(60代)、「営業に支障が出てますと警察に連絡をすべきですね」(男性・30代)、「営業妨害で警察に通報したらいいと思う」(女性・50代)など、警察への通報を推奨する声が多くを占めました。


(弁護士ドットコムニュース)