2018年F1ロシアGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーはブレーキトラブルのためリタイアを喫した。
パワーユニット(PU)のエレメント交換によりグリッド降格ペナルティを受け、ハートレーは20番グリッドからハイパーソフトタイヤを装着してスタートした。
スタート直後からブレーキに異常が起こったが、プランどおり早々にソフトタイヤに交換し、最後まで走り切る戦略を実行しようとしたものの、トラブルが悪化してハートレーはスピン。すぐにピットに戻り、わずか4周でリタイアすることになった。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ブレンドン・ハートレー 決勝=リタイア
スタートはうまく決まり、ターン5でピエール(・ガスリー)を抜いて、マクラーレンにチャレンジしようとしていた時に、ブレーキペダルがおかしいことに気付いた。無線でチームに報告した後、プランどおりに(3周目に)ピットストップを行った。前日までの走行で、僕らのマシンはタイヤの持ちがよく、ペースもいいと感じていたので、序盤にソフトに交換して最後まで走り切るという大胆な戦略をとろうとしていたんだ。リタイアしていなければ、この戦略はうまくいっていたと思う。
でもピットから出るとすぐに、ブレーキペダルが効かなくなり、リヤがロックして、スピンしてしまった。ほぼ同時にチームの2台に同じことが起きた。チームは早急に分析し、次戦に向けて解決してくれるはずだ。
金曜にアップグレード版パワーユニットのパフォーマンスを確認できたので、皆、鈴鹿に向けて期待が高まっている。
厳しい週末だったが、今後に期待できる要素がたくさんある。長期予報だと鈴鹿では雨が降る可能性があるし、アップデートされたエンジンは馬力が向上している。