2018年F1ロシアGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーはともにリタイアに終わった。
パワーユニットのエレメント交換によりふたりはグリッド降格ペナルティを受け、ガスリーは17番グリッド、ハートレーは20番グリッドからスタートした。タイヤはガスリーはソフト、ハートレーはハイパーソフトを装着、2台で戦略を分けてレースに臨んだ。
しかしふたりは序盤に相次いでスピン、ピットに呼び戻された。チームは2台をリタイアさせること、マシンの問題について調査を行っていることを発表した。ガスリーとハートレーはともに4周リタイアという結果に終わった。
後にチームは2台にブレーキ関連のトラブルが発生したことを明らかにした。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーム代表フランツ・トスト
両マシンがリタイアという結果になり、トロロッソにとってとても悔しい日曜となった。何らかの理由で、フロントブレーキが熱を持ってしまい、キャリパーのピストンのひとつが戻らない現象に陥った。これが原因でブレーキフルード(ブレーキオイル)がオーバーヒートを起こし、“ロングペダル”になってしまった。そのためドライバーをガレージに呼び戻した。
マシンはパルクフェルメ管理下に置かれていたので、昨日から何もマシンへの変更は行っていない。何が原因だったのかを調査する必要がある。
このレースウイークエンドでのポジティブな面は、ホンダの新しくアップグレードされたエンジンが大きな向上を見せたことだ。
これから鈴鹿に向けて準備を万端に整えることに気持ちを集中させる。日本GPではもっといいレースをしたい。