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セリーナ・ウィリアムズがセミヌードで熱唱 乳がん啓発キャンペーンの一環で<動画あり>

2018年09月30日 21:13  Techinsight Japan

Techinsight Japan

セリーナ、乳がん啓発キャンペーンの顔に(画像は『Serena Williams 2018年9月29日付Instagram「This Breast Cancer Awareness Month I’ve recorded a version of The Divinyls global hit “I Touch Myself” to remind women to self-check regularly.」』のスクリーンショット)
「乳がん啓発月間」の10月は、米国各地でも様々なキャンペーンが行われる。乳がんの早期発見や自己触診に対する意識を高めるキャンペーンとして2014年にローンチされた「I Touch Myself Project(アイ・タッチ・マイセルフ・プロジェクト)」もその1つだ。今年その“顔”として起用されたセリーナ・ウィリアムズが、自身の両手で乳房を覆い隠しながらテーマ曲を熱唱する動画が人々の高い関心を集めている。

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オーストラリア出身のロックバンド「Divinyls(ディヴァイナルズ)」でボーカルを務めたクリッシー・アンフレットさんは2013年、乳がんのため53歳という若さで逝去した。

1990年にリリースされた同バンドのヒット曲名にちなみ、乳がんの早期発見や自己触診に対する意識を高めることを目的に作られたのが、2014年にローンチした「I Touch Myself Project」だ。クリッシーさんは生前、乳がんの早期発見の大切さを強く訴え、意識を高める活動に尽力していた。

現在様々な活動を続けている同プロジェクト、10月の「乳がん啓発月間」では「Divinyls」のヒット曲『I Touch Myself』のバラードバージョンをテーマ曲に採用。アカペラで始まる同曲を力強く熱唱するのは、“テニス界の女王”ことセリーナ・ウィリアムズだ。

セリーナは29日に自身のInstagramを更新、両手で乳房を覆い隠しながら「アイ・タッチ・マイセルフ」と熱唱する動画をアップしている。「普段やり慣れないことをするのは不安だった」と明かしながらも、「肌の色に関係なく、世界中の女性に関係のある身近な話題だから、挑戦したかった」とその心境を吐露するセリーナ。「早期発見がカギよ。それで多くの命が救われるわ。この動画が世界中の女性がそれを思い出すきっかけになってくれたら」と綴っている。

先日の「全米オープン」で大坂なおみ選手と対戦した決勝戦では、その理性にかけた言動が米国内でも大バッシングを受けていたセリーナだが、Instagramのコメント欄は「パワフルな動画に心を揺り動かされた」「トゥルービューティーとはあなたのこと」「何故だかわからないけど涙が出た」といったメッセージが並んでおり、コート上での気迫あふれる姿とは一線を画したセリーナへの世間の評判は、まずまずといったところ。投稿から20時間で、再生回数はすでに163万回にのぼっている。

“時の人”となったセリーナの起用により、好調なスタートを切った10月の「乳がん啓発月間」。セリーナのこの“セミヌード動画”は話題性も抜群、早期発見に対するさらなる意識の啓発に一役も二役も買ってくれることだろう。



画像は『Serena Williams 2018年9月29日付Instagram「This Breast Cancer Awareness Month I’ve recorded a version of The Divinyls global hit “I Touch Myself” to remind women to self-check regularly.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)