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ホンダ田辺TD「旧スペックPUに戻した後もパフォーマンスは悪くない。いいレースを期待」:F1ロシアGP土曜

2018年09月30日 06:31  AUTOSPORT web

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2018年F1第16戦ロシアGP ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
2018年F1ロシアGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは13番手、ブレンドン・ハートレーは16番手だった。

 金曜に新スペックのパワーユニット(PU)/エンジンを2台に搭載したものの、ホンダは「新たなPUのセッティングに関してさらなる調整が必要と判断」し、土曜FP3以降は前戦で使用したスペックを使うことを決めた。次戦日本GPでは最新スペックが投入される見込みとなっている。金曜にシーズン中に使用できる基数制限を超えたパワーユニットのエレメント交換を行ったため、ふたりはペナルティを受け、グリッド後方からスタートすることが決まっている。

 さらにハートレーは土曜に新しいエレメント(7基目のターボチャージャーとMGU-H)を入れたため、追加で10グリッド降格のペナルティを受ける。

 FP3ではガスリーは21周を走行し1分35秒125で12番手、ハートレーは22周を走行し1分36秒033で16番手だった。

 予選Q1、1セット目のタイヤでガスリーが1分34秒383、ハートレーが1分35秒037をマーク。Q1終盤、2セット目のアタックに出たふたりは、ともにそのタイムを上回ることができず、ガスリーが13番手でQ2進出を果たし、ハートレーは16番手でQ1敗退となった。

 グリッド降格が決まっているため、ガスリーはQ2を走行せずに予選を終えた。Q2ではガスリーを含む5台が走行を行わなかったため、ガスリーの順位は13番手となった。

 土曜に発表された暫定グリッドでは、他のマシンのペナルティの関係でガスリーには17番グリッド、ハートレーには18番グリッドが与えられている。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
 昨日のFP1とFP2の走行の中で、新スペックのPUのパフォーマンスについていい手応えを得ることができました。一方で、実戦投入に向けてはPUのマッピングや車体とのマッチングなど、まだいくつか調整を必要とする部分を確認したため、今日と明日のセッションには使用せず、前戦までのスペックに戻す決定をしました。次戦の鈴鹿までには十分な煮詰めを行い、新スペックのPUとともに臨みたいと思っています。(FP3前のコメント)

 今日は昨日使用したスペックのPUから、前戦まで使用していたスペックのPUに戻してセッションに臨みました。それもあり、ここまでトロロッソ・ホンダのメカニックとエンジニアには非常に忙しい週末になっています。

 今日のセッションは普段よりもロングランにフォーカスしたプログラムでしたが、昨日と同様にマシンの感触は悪くありませんし、明日に向けてはいい手応えを感じています 。(予選後のコメント)