2019年にトロロッソ・ホンダのレースドライバーを務めることが決まったダニール・クビアトが、F1復帰への意気込みと、関係者への感謝を示した。
29日、スクーデリア・トロロッソは2019年に現在レースドライバーを務めるピエール・ガスリーの後任としてクビアトを起用することを発表した。
クビアトはかつてレッドブル傘下でF1活動を行い、トロロッソでデビューした後、2015年から2016年の序盤にはレッドブル・レーシングで走った。しかしトロロッソに戻されてからは精彩を欠き、2017年シーズン途中で解雇され、F1シートを失った。
しかし、ダニエル・リカルドが2018年末でチームを離れることから、レッドブルは2019年にガスリーを起用することを決めた。トロロッソは後任を探していたが、現在適任のジュニアドライバーがいないため、クビアトを復帰させることを決断したものとみられる。
クビアトは今年、フェラーリで開発ドライバーを務めている。
「まず最初に、F1でまたレースをする機会を与えてくれたレッドブルとトロロッソに感謝したい。よく知っているチームに戻ってこられることが特にうれしい。トロロッソではいつもリラックスして過ごすことができた。来シーズンもそれは変わらないだろう」とクビアトは契約発表に際して語った。
「フェラーリにも感謝の気持ちを示したい。彼らは僕のドライビングスキルを信じて開発ドライバーに起用してくれた。そのおかげで僕はF1の世界にとどまることができた。仕事は主にシミュレーターに関するものだったが、学ぶことがたくさんあった」
「僕はトロロッソを離脱したころより強くなったと感じるし、戦う準備もできていると思う。レースに復帰するという望みを諦めたことは一度もなかった。僕はまだ若いし、再びチャンスが訪れた場合に備えて態勢を整えていた」
「チームが僕に期待しているものをもたらせるよう、ベストを尽くすつもりだ。また仕事を始める日が待ち遠しいよ!」