全日本F3選手権第15戦は9月29日、スポーツランドSUGOで18周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が優勝。今季12勝目で、5戦を残し2018年の全日本F3選手権チャンピオンを獲得した。
8時から行われた公式予選を経て、11時25分にフォーメーションラップが始まった全日本F3選手権第15戦の決勝。天候は変わらず曇天ながら、ドライコンディションのなかスタートが切られた。ややホイールスピンがあったものの、スタートを決めたのは坪井で、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)をおさえトップで1コーナーへ。3番手には金丸悠(B-MAX RACING F3)がジャンプアップしたが、2周目の1コーナーで3番手スタートの笹原右京(THREEBOND)が金丸をパス。表彰台圏内に浮上する。
トップを快走した坪井は、最終的に宮田に0.313秒差に迫られるものの、トップを守りきり優勝。12勝目を7連勝で飾った。また、ファステストラップの1ポイント、ポールポジションの1ポイントも加え、パーフェクトの12ポイントを獲得。157ポイントにポイントを伸ばし、最終的には正式結果を待たなければならないが、これでついに2018年のチャンピオンを決めることになった。なお、すでにチーム部門はカローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sに、エンジンチューナー部門もトムスが獲得している。