2018年09月29日 12:02 リアルサウンド
フランスの女流監督アマンダ・ステール最新作『マダムのおかしな晩餐会』より、予告編が公開された。
本作は、上流階級たちの豪華な暮らしとスキャンダラスなゴシップを覗きながら、階級社会や夫婦の問題に直面させる刺激と毒気がたっぷりと仕込まれた、パリを舞台に繰り広げられるロマンティック・コメディ。裕福なアメリカ人夫婦役に、『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレットと、『スモーク』のハーヴェイ・カイテル、晩餐会をハチャメチャにしてしまうメイド役に、ペドロ・アルモドバル監督のミューズ、ロッシ・デ・パルマが起用された。
3人はオファーを受けた理由を揃って「脚本がすばらしかったから」とコメント。脚本も務めたステール監督は「人生は白黒つけられることばかりではありません。笑っている最中に涙が溢れたり、泣いている時に笑いがこみ上げたり。この映画もコメディにもドラマにもなるでしょう」と語っている。
映像は、パリに引っ越してきた裕福なアメリカ人夫婦が、セレブな友人たちを招いて開く豪華ディナーの直前に放蕩息子が突然帰還、出席者数が不吉な“13”人になってしまうシーンからスタート。慌てたアンがメイドのマリアを友人に仕立てディナーに無理矢理参加させるが、緊張のあまりワインを飲み過ぎたマリアは下品なジョークを連発。しかも、放蕩息子から「マリアは前スペイン王国の又従兄」と嘘を吹き込まれ信じ込んでしまった英国紳士のデビッドが、そのギャップにやられてマリアへ恋に落ちる様子など、嘘と勘違いが引き起こすユーモラスなシーンが映し出されている。(リアルサウンド編集部)