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メーガン妃“英王室の伝統”に新風か 初の単独公務で自ら車の扉を閉めた姿に賛否両論

2018年09月28日 11:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

会場到着後、自ら車の扉を閉めて歩き出したメーガン妃(画像は『Kensington Palace 2018年9月25日付Twitter「The Duchess of Sussex arrives at the @royalacademy for the opening of a new exhibition, Oceania.」』のスクリーンショット)
現地時間25日、英王室メーガン妃がロンドンの「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ」を訪問した。初の単独公務となったこの日、会場に到着したメーガン妃が降車の際に自ら扉を閉めたことが「王室メンバーとして異例の行動」と大きな注目を集めた。

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今年5月にヘンリー王子と結婚し“サセックス公爵夫人”となったメーガン妃が25日、王室入りからわずか4か月で初の単独公務に出かけた。美術展 「Oceania(オセアニア)」のオープニングに出席するため、ロンドン市内の「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ」を訪れたメーガン妃。会場入り口付近を多数のメディアが陣取るなか、メーガン妃を乗せた車が到着した。

車を降りたドライバーが左後部座席の扉を開け、同乗していた女性をエスコートしている間に、メーガン妃は関係者と見られる2人の男性のうちの1人が開けた右後部座席から姿を現した。会場が一気に大量のフラッシュに包まれるなか、メーガン妃はタキシードに蝶ネクタイ姿のもう1人の男性と握手を交わし談笑、そして自ら車の扉を閉めたのである。

王室メンバーが公務で外出する際、自ら車の扉を開閉するのは極めて稀なこと。メーガン妃の異例の行動は瞬く間にネット上で拡散され、多くの人々の注目を集めてしまった。『The Sun』王室担当記者エミリー・アンドリュースさんは「わざわざ自分で車の扉を閉めるプリンセスメーガン。お見事!」とツイート。世間からは「お高くとまっていない妃には好感が持てる」「親近感が湧いた」といった声があがる一方で、「また王室の掟を破っている」「いつまでも庶民感覚が抜けきらない偽プリンセス」など王室メンバーらしからぬ姿を批判する声、そして「たかが車の扉を閉めたくらいで…」といった冷ややかな意見が入り混じり、妃の初単独公務は格好の話題を提供したかたちとなってしまった。

ちなみに『The Washington Post』王室評論家リチャード・フィッツジェラルド氏によれば、ロイヤルメンバーが一般人とセルフィーを撮影したりサインに応じるのはご法度とされるが、メーガン妃の今回の行動は英王室の掟を破るものではないとのこと。「メーガン妃は自分なりのお考えをお持ちなのです。自身で容易くできることは(それがたとえ異例に映ったとしても)自然にこなしてしまうのでしょう」と妃の行動を分析している。

またメーガン妃は夫ヘンリー王子やウィリアム王子・キャサリン妃夫妻とともに、このような“小さな革命”を原動力に、21世紀の王室を担っていく役目があると指摘、人々が真に注目すべきは車の扉ではなく、ヤングロイヤルらが今後導いていく“未来への扉”であるべきだと指摘した。

先日は自身が携わったとされる『Together: Our Community Cookbook』のローンチパーティにて、原稿なしで堂々のスピーチを行ったメーガン妃。聴衆に「世の中を変えてくれそうな予感がする」と感じさせるカリスマ性を兼ね備えた妃は、王室入りからわずか4か月ながら期待以上の存在感を見せ、英国そして世界中に新たな風を吹き込んでいるようだ。




画像は『Kensington Palace 2018年9月25日付Twitter「The Duchess of Sussex arrives at the @royalacademy for the opening of a new exhibition, Oceania.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)