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ホンダF1が鈴鹿へ照準。ロシアでアップデート版パワーユニットを導入し、ガスリーとハートレーはペナルティで後方スタートに

2018年09月28日 07:41  AUTOSPORT web

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ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
ホンダがF1ロシアGPでパワーユニットのアップグレードを行うことを明らかにした。これによりトロロッソのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは、ともにグリッド降格ペナルティを受ける。

 ロシアGP直前の27日、ホンダはSNSを通してアップデート版パワーユニットを導入することを発表した。

「ソチで2台のマシンにパワーユニットのアップデートを導入する。それによってここでペナルティを受けることになるが、長期的な視点でパフォーマンス向上を考えていく」


 ロシアGPの翌週には日本GPが控えており、ホンダはホームグランプリに備え、アップグレード版を使用し、ペナルティを消化しておくことを考えたものとみられる。ガスリーとハートレーはすでに1シーズン中に使用できる制限基数を超えているため、どのエレメントを交換してもグリッド降格ペナルティの対象になる。

■ホンダの“スペック3”は馬力が大幅に向上との説も、ガスリーは慎重な発言

 ホンダは6月のカナダGPでスペック2を入れており、それ以来のパワーユニットアップグレードとなる。今回のアップデートはICE(エンジン)が中心であるとみられている。数週間前、ドイツのAuto Motor und Sportが、ホンダの次期アップデート版“スペック3”エンジンは大幅な馬力アップでルノーの最新仕様スペックCを超える見込みであると報じていた。

 しかしガスリーは、慎重な姿勢を示している。

「まだ正確なことは言えない。エンジン側のアップデートが行われるが、明日(金曜)、実際にコースを走ってみて確かめるまでは、僕としてはあまり発言したくはない。ただ、アップデートだから、ポジティブな効果があるはずだ」

「グリッド後方からのスタートになることは間違いない。でも久々のアップデートなのでとてもいいことだよ」

 トロロッソの姉妹チームであるレッドブル・レーシングは、ルノーのパワーユニットCスペックを使用してきたが、今回新品のBスペックを投入する見込みであり、その場合はレッドブル勢もペナルティによりグリッド後方からのスタートとなる。