小松精練が「小松マテーレ」に社名変更 コーポレートロゴも刷新

小松精練が、10月1日から社名を「小松マテーレ株式会社（KOMATSU MATERE）」に変更する。これに伴い、コーポレートロゴおよび事業ロゴ、コーポレートスローガンも一新する。

　同社は1943年に「小松織物精練染工株式会社」として設立し、 1963年に「小松精練株式会社」に社名を変更。旧社名である「小松織物精練染工」を第1次創業、現在の「小松精練」を第2次創業と位置付け、今回は第3次創業として設立75周年の節目に合わせて「小松マテーレ」に刷新することを決めたという。
　「マテーレ」は英語で素材を意味する「マテリアル（material）」と、繰り返しを表す「Re」を組み合わせた造語。新技術と新素材を繰り返し生み出し、ユニークな科学素材メーカーになるという決意が込められている。旧社名にある「精練」は繊維加工プロセスの一部を指すが、社名変更を機に今後はファッションやスポーツ衣料だけではなく医療や福祉、生活資材、建築建材などビジネス領域を拡大し、多角化を目指す。
　新コーポレートスローガンには「Art in Technology」を掲げ、設立50周年時に提唱された「技術と感性の融合」と、かねてから同社が表現してきた「芸術の工業化」という2つの基本コンセプトを体現。将来のグローバル展開を見据え、英語表記にした。
　赤を基調としていたコーポレートロゴは、文字のベースに日本の伝統カラーである深い藍色を用いたデザインに一新。また、日本の国旗にある日の丸の紅色で「R」を強調した。新事業ロゴでは旧事業ロゴでも用いられていた富士山を引き続きモチーフに採用しつつ、洗練されたスマートなデザインに仕上げた。