トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、今週末のF1ロシアGPについて予想をするのを控えているものの、好結果を挙げて次の日本GPへの弾みをつけたいと述べている。
ガスリーがソチ・オートドロームをF1で走るのはこれが初めてだが、ジュニアカテゴリーでいい結果を出した経験を持つ。
「ソチはGP2で2回走った経験がある。2015年にはフィーチャーレースで2位に入ったよ。でもあそこで走ってから3年たっている」とガスリーはロシアGPを前に語った。
「フォーミュラ・ルノー2.0と3.5に参戦していた時にモスクワ・レースウェイ・サーキットを走ったことがある。その時に赤の広場などいろいろなところに行って観光する機会があった。とても印象深かった」
「世界中、いろいろなところに行けるというのはこの仕事のうれしいサイドエフェクトのひとつだ。この仕事をしていなければ行かないようなところに行く機会ができるんだ」
「ソチは冬季オリンピックが行われた場所で、比較的新しいサーキットだ。サーキットの外にはかつてのオリンピック村以外はほとんど何もなくて、変わった雰囲気だよ。コーナーの多くがほとんど同じ種類のものだけど、ラップの終盤はすごくテクニカルだ」
前戦シンガポールGPにはパッケージとの相性がいいとの予想のもとで大きな期待を抱いていたトロロッソ・ホンダだが、週末を通して低迷した。一方、苦戦を予想していたベルギーとイタリアではまずまずのパフォーマンスを発揮している。
「ソチ・サーキットは僕らと相性がいいか? それはなんとも言えない。この数戦は必ずしも予想どおりにはいっていないからね」とガスリー。
「でもいい結果を出せたらうれしい。そのこと自体はもちろんのこと、翌週のホンダのホームレース、鈴鹿に向けて弾みがつくからね」