創味食品は9月25日、「味付け鍋に関する意識・実態」調査の結果を発表した。調査は今年8月にネット上で実施し、20~60代の男女800人から回答を得た。
2017年秋~冬場にかけてどれくらいの頻度で鍋料理をしたかを聞くと、最も多かったのは「週1回」で33%。また週1回以上と答えた人の合計は57%となった。
「食べていくうちに味が薄くなる」「部屋ににおいが籠もりやすい」
どのような鍋料理をしたかというと「しょうゆ味ベースの鍋」(51%)、「キムチ鍋」(50%)がツートップとなった。以降、「塩味ベースの鍋」(40%)、「みそ味ベースの鍋」(34%)、「もつ鍋」(23%)などが続く。
一方、近年一般的に親しまれるようになってきた「豆乳鍋」(21%)、「カレー鍋」(13%)について同社は「これからまだまだ家庭に普及していく余地を感じさせる結果となっております」とコメントしている。
味付け鍋を作る際、68%が味付けにパウチや瓶入りの「つゆの素」を使っている。一方で、しょうゆやみそ、酒などの基礎調味料や昆布や鰹節などからとっただしから作る人も38%おり、一から調理をするこだわり派も一定数いるようだ。
このような味付け鍋は「メニューとして簡単なので助かる」(71%)という人が多い一方、全体の65%が不満を感じている。理由として最も多かったのが「途中で鍋のスープが足りなくなる」(21%)で、次いで「食べていくうちに味が薄くなる」(19%)とスープに関する不満がトップ2を占めた。
3位以降、「部屋ににおいが籠もりやすい」(17%)、「味が単調なので最後の方は飽きてくる」(14%)、「食べるタイミングを逃すと具材がクタクタになる」(10%)などが続く。
「スープの継ぎ足し」をした鍋に満足している人、2割に留まる
スープに関しては継ぎ足しを行った人のうち、継ぎ足し前の鍋と比較して満足と答えた人は20%に留まっている。
また味が薄くなったと感じた鍋に工夫をする人は、「しょうゆやみそ、酒など基礎調味料」(50.2%)、「めんつゆ」(41.2%)といった家庭に置いてあるような調味料を使用する人が多い。しかし濃くする前と比較して満足と回答した人は32%に留まった。元の味付けに戻すことに苦労している人は少なくないようだ。