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ザウバーF1のシートを失うエリクソン、2019年シーズンはサードドライバーとして残留

2018年09月26日 14:21  AUTOSPORT web

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2018年をもってザウバーのF1シートを失うマーカス・エリクソン
マーカス・エリクソンは、レースシートをアントニオ・ジョビナッツィに明け渡すことになる2019年シーズンも、新たな役割を担ってアルファロメオ・ザウバーF1チームに残留する。

 ザウバーは火曜日、2019年シーズンにイタリア出身のジョビナッツィがキミ・ライコネンのチームメイトとなることを発表した。

 これにより2018年シーズン終了をもってグリッドを去ることが正式に決まったエリクソンだが、これまでとは異なる役割を担ってチームに残留するのだという。

 2019年シーズン、エリクソンはチームの公式サードドライバーを務めるほか、ザウバーとタイトルスポンサーであるアルファロメオのブランドアンバサダーとしても活動することになる。

 現在28歳のエリクソンは、2014年シーズン開幕戦オーストラリアGPでケータハムからF1にデビューし、翌2015年シーズンにはザウバーに移籍、その初戦であるオーストラリアGPで生涯最高成績となる8位入賞を果たした。2018年のF1第15戦シンガポールGP時点で91レースに出走し、累計15ポイントを獲得。今年は戦闘力の上がったザウバーでたびたびポイントを獲得する走りをみせていたが、5年間に及ぶF1レギュラードライバーとしてのキャリアは今季をもって終わることになる。

「過去5年にわたりF1でレースを続けてこられたことを感謝している」と、エリクソンはザウバーが発表した公式プレスリリース上で語った。

「これまでの4年間、ザウバーを代表して戦えたことを、そして今シーズンはアルファロメオのような象徴的ブランドのために走れたことを、誇りに思っている」

「自分ではこの道を歩み続けたい気持ちもあるが、キミ・ライコネンのようなドライバーを迎えることは、チーム全体にとって大きな好機と言えるだろう」

「今後は、これまで常にそうしてきたのと同様に、チームの発展に貢献できるよう活動を続けるつもりだ。そのために全力で取り組み、あらゆる支援を惜しまない」


 エリクソンはさらに、インスタグラムの公式アカウントにも今回の決断に関する追加コメントを投稿した。

「今日のニュースに関して、僕は今までF1で成し遂げてきたことを誇りに思っている。僕はいつでも100パーセントの力を出し切って、全身全霊で取り組んできた。同じ気持ちを持ち続けたまま、2018年シーズンを好調のうちに終わらせるつもりだ!」

「そして、2019年も新たな役割を担ってアルファロメオ・ザウバーF1チームとともに働き続けられることをうれしく思っている。F1以外でレースをする選択肢についても検討できれば素晴らしいことだね」

「今日は物語の終わりではなく、新しい一章の始まりなんだ。みんなのこれまでの応援に感謝しているよ」

 ザウバーのCEO兼チーム代表であるフレデリック・バスールは、エリクソンが新たな役割を担ってチームに残留することが決まって喜んでいるとして、以下のように述べた。

「これまで4年間チームに貢献し、素晴らしい仕事をやり遂げてくれたマーカスに感謝したい」

「我々は、彼が今後もザウバー・ファミリーの一員であり続けてくれることをうれしく思っている」

「2018年シーズン、チームは重要な進展を遂げることができた。マーカスの働きは我々の発展には欠かせないものだった。我々のチームと長い歴史を共有するマーカスと、新たな一章を開けることを楽しみにしている」

「我々は、さらに前進を続けるべく彼と一緒に努力していく」