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アンリアレイジの"動く洋服"も「六本木クロッシング2019展」が開催

2018年09月26日 14:13  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

アンリアレイジ 《リフレクト》 2015年 綿
森美術館で「六本木クロッシング2019展:つないでみる」が開催される。シリーズ第6回となる今回は、初の試みとして、同美術館の3人のキュレーターのみで共同キュレーションを行い、日本人アーティスト約25組の作品を集結させ、最新技術など現代の表現を通じて見えてくる「つながり」に注目する。会期は2019年2月9日から5月26日まで。

 同館の15周年記念展でもある今回の「六本木クロッシング」が取り上げるのは、通信技術やさまざまなテクノロジーが加速度的に進化した現代日本。利便性の恩恵の一方で、顕在化した異なる意見との軋轢や閉鎖的なコミュニティ形成といった問題に対し、アート作品によって批評的な視点や発想の転換のヒントを提示する。
 キーワードは「テクノロジーをつかってみる」「社会を観察してみる」「ふたつをつないでみる」の3つ。森永邦彦率いるファッションブランドの「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は東京大学の川原研究室とコラボレーションし、最新技術を盛り込んだ実験的な動く洋服「リフレクト」を展示する。その他の参加アーティストには林千歩、竹川宣彰、青野文昭といった1970年から1980年生まれを中心とした顔ぶれが揃い、いずれもインターネットやSNSを直に経験したアーティストたちによるさまざまな視点から日本の「いま」に向き合う作品が展示される。
■六本木クロッシング2019展:つないでみる会期:2019年2月9日(土)~5月26日(日)会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)企画:椿玲子(森美術館キュレーター)、徳山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)、熊倉晴子(森美術館アソシエイト・キュレーター)