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フェラーリ育成ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィ、2019年のザウバーF1入りが正式発表

2018年09月26日 10:41  AUTOSPORT web

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アントニオ・ジョビナッツィが、2019年に向けザウバーと契約
2019年シーズンのドライバーシートの枠がまたひとつ埋まった。アントニオ・ジョビナッツィがザウバーでキミ・ライコネンのチームメイトとなることが正式に発表されたのだ。

 フェラーリのジュニアドライバーを務めるジョビナッツィは、過去2シーズンにわたってザウバーと仕事をしてきた。

 イタリア出身で現在24歳のジョビナッツィは2017年、負傷したパスカル・ウェーレインの代役として急遽、開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPに出走している。

 それ以降、ジョビナッツィはフェラーリのマラネロの拠点でテストと開発業務に従事してきた。

 彼は実力でザウバーのマーカス・エリクソンの後任となり、2019年はフルシーズンのレースを通して実力を証明するチャンスを掴むこととなった。

「アルファロメオ・ザウバーF1チームに加わることができてうれしい。夢がかなったんだ」とジョビナッツィは語った。

「ザウバーでレースをするチャンスを掴んだことは大きな喜びだ。イタリア人として、F1においてアルファロメオのような象徴的かつ成功したブランドを代表することは、大変な名誉だよ」

「僕にこの素晴らしいチャンスを与えてくれたスクーデリア・フェラーリと、アルファロメオ・ザウバーF1チームに感謝したい。とてもやる気になっているし、ともに素晴らしい結果を達成するために仕事を始めるのが待ちきれない」

 2019年にチームメイトとなるライコネンは、フェラーリに移籍するシャルル・ルクレールとすでにシートを交換した形だが、ザウバーのふたつ目のシートを誰に与えるかについては、タイトルスポンサーであるアルファロメオに選択権があったとみられている。

「2019年の完全なドライバーラインアップを発表できてうれしいよ。アルファロメオとともに、ジョビナッツィを迎えることができたのは喜ばしいことだ」とザウバーのCEO兼チーム代表を務めるフレデリック・バスールは述べた。

「我々は過去、すでに彼と仕事をする機会に恵まれており、彼は素晴らしいポテンシャルがあることを証明してきた」

「我々はまず豊富な経験を持つドライバーであるキミ・ライコネンと契約した。彼はマシン開発に貢献し、チーム全体の進歩を加速してくれるだろう」

「チームには固い決意と強い意欲がある。我々の目標は前進を続け、重要なポジションを得るためにともに戦うことにある」