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ランキング4位を死守したいルノーF1、ロシアにもアップデートを投入

2018年09月26日 08:21  AUTOSPORT web

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2018年F1シンガポールGP カルロス・サインツJr.(ルノー)
ルノーF1チームのマネージングディレクター、シリル・アビテブールは、今週末にソチで行われるF1ロシアGPで、R.S.18にさらなるアップデートを投入することを明らかにした。

 チームは先のシンガポールGPでダブルポイントフィニッシュを達成し、コンストラクターズ選手権において4位争いをしているハースを引き離すことに成功した。

 アビテブールは、2018年シーズンの残り6戦でチームが勢いを維持することは重要だと語る。

「シンガポールでは現時点でのコンペティションがトップ争い同様に、いかにタイトかということを改めて示していた」とアビテブールは語る。「それは、我々の強味を発揮できるサーキットでも同様だ」

「我々はそれなりの満足感を持ってシンガポールを後にした。今シーズン後半戦で初めてダブルポイントフィニッシュを達成できてうれしかった」

「結果として、コンストラクターズ選手権4位のポジションのアドバンテージをわずかながら広げることができた」

「ロシアでもこの勢いを持続していくつもりだ。あらゆるエリアでプッシュし続け、可能な時にポイントを獲得していく必要がある。我々のライバルたちも同じことをやってくることは分かっている」

 アビテブールは、シンガポールに投入した新しいエアロとメカニカルのアップデートが有効であることを証明できて満足したという。

「エンストン、ビリー、そして現場のチームが協力し合って、示されたデータを実際のパフォーマンスにしっかりと移行させる作業をうまくできている」

 ほとんどの開発作業は2019年型マシンに移ってはいるが、ルノーはまだ今年モデルへの開発も決して諦めてはいない。

 ロシアに向けてチームはどんなことを準備しているのかと訊ねられると、「我々はいくつかのアップデートと技術的な調整を予定しており、それらがさらなる安定感をもたらしてくれることを期待している」とアビテブールは語っている。

 シャシーのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、チームがロシアに向けてどんなことを準備しているのかについての詳細を次のように説明した。

「我々はソチにフロアのアップデートを持ち込むつもりだ」とチェスター。
「これは我々がスパに導入したアップデートからの発展版で、多少の進歩をもたらしてくれるだろう」

「シンガポールではバージボードとサイドポッドベインをアップデートして走ったところ、期待どおり機能してくれたので、ロシアでもまたこれらを使用するつもりだ」

「ダブルポイントフィニッシュを達成できて良かった。こうなることを願っていた」