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WRC2参戦のシュコダ、育成契約の若手を放出。「2019年に向けた戦略見直しの一環」

2018年09月25日 17:01  AUTOSPORT web

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シュコダとの契約が終了したオーレ・クリスチャン・ベイビー
WRC世界ラリー選手権のWRC2クラスへワークス参戦しているシュコダ・モータースポーツはジュニアプログラムに所属するオーレ・クリスチャン・ベイビーとの契約を解除したと発表。ベイビーはプライベーターとして第11戦イギリス、第12戦スペインにシトロエンC3 R5で参戦する。

 ノルウェー出身で22歳のベイビーは、2018年はシュコダの育成プログラムに加わってWRC2に参戦。第7戦イタリアでクラス2位、第2戦スウェーデンでクラス3位を獲得している。


 シュコダによれば、チームはすでに2019年シーズンに向けた準備を進めており、チームを率いるミハエル・フラバネクは「2019年に向けたモータースポーツ戦略見直しの一環で」ベイビー放出を決めたと説明した。

「戦略を見直した結果、オーレ・クリスチャン・ベイビー(とコドライバー)たちがチームを離れることになった」とフラバネク。

「2018年の好成績を支えてくれた彼らの働きには感謝しているし、将来が明るいものになることを願っている」

「2019年シーズンに向けたドライバーラインアップについては、今年中に実施予定のプレスカンファレンスで改めてアナウンスするつもりだ」

 2018年シーズンの残るラウンドにはプライベーターとして参戦するベイビーはWRC公式サイトの『WRC.com』に対し、「僕たちにはWRC2シリーズチャンピオンを争うチャンスがなくなってしまったけど、新たな目標を目指すには完璧なタイミングだと思う」と述べている。

「表彰台獲得が現実的な目標になるだろうから、まずはそこを目指すよ。(シトロエンによる)ノミネートを受ける形で参戦するから、ラリーGBとラリー・スペインではポイントも獲得できる」

「(これまでドライブしてきたシュコダ・ファビアR5とは)異なるマシン、異なるチームで経験を積めることは僕にとってポジティブなものになるはずだ」