脳科学者の茂木健一郎さんが9月25日、ツイッターを使った情報収集の方法についてツイートした。自身のツイッターで「ニュースソースとしてのツイッター」について投稿した。
茂木さんは、若い世代は新聞もテレビも一切観ない代わりに、ヤフーニュースやスマートニュースなど「ソーシャルメディア」から情報を得ていると指摘する。
自身もソーシャルメディアは「ニュースのソースとしてもはやど真ん中」と感じているが、それに加えツイッターのリスト」を作成し、そこからの情報収集を推奨している。
ツイッターは「批評的な内容など、レガシーメディアが一切報じないトピックも多い」
ツイッターのリストとは、フォローの有無に関わらず複数のツイッターアカウントをまとめて管理できる機能だ。リストのタイムラインには、登録されたアカウントのツイートのみが表示される。
茂木さんはその機能を利用し、テーマごとに複数のリストを作成。それぞれに自分にとって有益な情報を発信するアカウントを登録しているという。。その理由について、として、
「新聞やテレビなどのレガシーメディアが報じるよりも前に、さまざまな情報が現れることが多く、また、批評的な内容など、レガシーメディアが一切報じないトピックも多い」
いい、幅広く情報収集するために活用しているという。
他にもドナルド・トランプ米大統領、アメリカの宇宙開発会社Space X イーロン・マスク氏をはじめとしたCEOなど、発信するツイート自体がニュースになるアカウントもリストに加えており、このリストを定期的に確認すれば「知るべきことはだいたいわかるようになっている」という。
ニュースは自分で選んで取りに行く時代「センスが問われる」
茂木さんはほとんどテレビを見ないが、BBC「Radio 4」を流しながらやNHK総合ニュースを音声なしの映像のみで流している流すこともあるという。しかし「レガシーメディアのニュースバリューの判断の仕方がぬるすぎて、もはや現代の情報源としては足りないし届かないし参照するに頼りない」とコメント。
「大切なのは、ニュースソースとしてのツイッターのリストの構築をどのようにするかで、それで、その人の接するニュース空間が決まってくる。そこにセンスが問われるわけで、ニュースは自分でキュレーションして取りに行く、そんな時代になっている」
また自身のブログに追記で「新聞やテレビが情報の中心になっている層」と「インターネットから情報を集める層」の間の格差が、「現代における最も大きな分裂の一つと言って良いだろう」と指摘した。