ビズリーチが今年6月に発表した「正社員職種別年収ランキング2018(提示年収の中央値 ベスト30)」では、1位に「医師」(1400万円)が選出された。2位「プライベートエクイティ」(899万円)、3位「ファンドマネージャー」「財務アドバイザリー」(850万円)と、2位以下を大きく引き離す結果となった。やはり、我々のイメージ通り医師は高給取りなのだろう。
ただ、どの業界でも稼げる人と稼げない人が存在するように、医師の世界も例外ではなさそうだ。9月19日に放送された『ナカイの窓』(日本テレビ系)では、「ナカイの窓×美人医師」と題し、医療現場で活躍している女医が出演。医師のお金事情についてぶっちゃけトークを展開した。(文:石川祐介)
「週に1回、他の病院で仕事をして、それで生活できる」
番組中、産婦人科医の丸田佳奈さんは「科にもよりますけど全体的に(医師の数は)少ないです。忙しいです」と医師不足のために激務に追われている現状を語る。中居正広さんから「割に合わないですか?」と質問すると、泌尿器科医の友梨香さんは
「私、大学病院(勤務)ですけど、看護師よりもらってないです」
と話した。さらに、同じく大学病院に勤めている丸田さんは
「私は月曜から土曜まで昼間だけ働いたケースですと、月収20(万円)いかないです」
と予想外の月収額を口にする。「結局、大学病院って教育機関だから、学ばせてもらってるので、給料が出てるだけマシなんですよね」と一般的な病院とは根底が違うため、給与が低くなると説明。
さらに、丸田さんは「上司も鬼じゃないので、ちゃんと生活の事も考えてくれる。例えば、週に1回、外の病院に行って、その分の給料は自分に入る。それで生活できる」と他の病院で副業しながら生活できるだけの給与を稼いでいるという。
稼ごうと思ったらフリーランスで「自由診療」をやるといい
歯科医の関有美子さんは「早く豊かになりたい人は大学から早く出て、フリーで病院をいっぱい掛け持ったほうがお金は入ってくる」と稼げる医師の働き方について解説する。『ドクターX?外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)の大門未知子のようにフリーランスとして働くほうが稼げるようだ。
また、この日のゲストMCのハリセンボン・近藤春菜さんから「どの科が一番儲かるんですか?」と科ごとに給与差があるのかを聞かれると、丸田さんが「自由診療をやってる科だと思います」と回答。
「歯列矯正」や「ビタミン注射」などの保険が適用されない診療"自由診療"を多くやっていると稼げるようで「保険診療だけで何億も稼ぐのは無理です」と語った。これに中居さんは「一生懸命勉強して、一生懸命いい大学行って、お医者さんになったらお金持ちになると思った」と意外とシビアな医師の給与事情に驚きの声を上げていた。