スペインのモーターランド・アラゴンで行われたMotoGP第14戦アラゴンGPの予選で、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はQ2進出を果たし12番手タイムを獲得。決勝レースは4列目11番グリッドからスタートする。
フリー走行1回目(FP1)から3回目まででトップ10番手タイムを記録したライダーがダイレクトに進める予選Q2。Q2進出をかけたフリー走行では、中上はFP3に1分48秒450をマークし17番手だった。
予選をQ1から臨むこととなった中上は、最終ラップで自己ベストタイムの1分47秒946を記録し2番手。Q1上位2名が進出できるQ2に進むこととなった。
予選Q2は1分48秒284とタイム更新はなかったが12番手を記録し、決勝レースは、マーベリック・ビニャーレスが3グリッドペナルティを受けるため中上は11番手からのスタートとなる。
中上は予選Q1について「今日はとてもいい予選になりました。FP3からFP4にかけて、ハードタイヤのレースペースで大きな前進をできて、ソフトタイヤのフィーリングも上々でした。Q1では全力を出し切って走り、最終ラップには思いきり攻めたので、フランコ(・モルビデッリ)にかなり近いタイムまで行けたと思ってはいましたが、ラッキーなことにこの周回が自己ベストタイムだったので、Q2へ進出することができました」とコメント。
「Q2では、コース上でうまく位置取りを掴めずに少し厳しくなってしまいました。カル(・クラッチロー)について行こうとしたのですが、アタックをやめてしまい、その後にマルク(・マルケス)を追いかけようとしたのですが、彼も途中でアタックをやめてしまったので、うまくまとめて走りきることができませんでした」
「世界最高峰のMotoGPなので、なかなか一筋縄ではいきませんが、これからも毎戦学習を続け、いいところで走れるように努力を続けます。明日の決勝は長く厳しいレースになると思いますが、いつもがんばってくれるチームのためにも、是非ともいい結果を獲得したいです」