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MotoGPアラゴンGP予選:ロレンソが3戦連続ポール獲得でドゥカティ1-2。中上はQ2進出

2018年09月22日 23:01  AUTOSPORT web

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ホルヘ・ロレンソ/ドゥカティ・チーム
MotoGP第14戦アラゴンGP、MotoGPクラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで2日目の予選を行い、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が1分46秒881でポールポジションを獲得した。

 MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは2日目午前のフリー走行3回目は、初日のベストを更新できず、セッション5番手に終わったものの、初日に記録した1分47秒382がフリー走行総合ベストとなり、トップでQ2に進出。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)と中上 貴晶(ホンダ)のふたりを加えた12名のライダーによって、Q2は気温28度、路面温度46度のドライコンディションで争われた。

 1回目のアタックをトップで終えたのはマルケス。マルケスは開始5分すぎに1分46秒960を記録した。残り5分を切って最後のアタックが始まると、マルケスはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)をぴたりとマーク。しかし、計測1周目の1コーナーでラインを外し、ラストアタックにかけることになる。

 ドヴィツィオーゾは最後のアタックラップで1分46秒895を記録してトップに浮上。マルケスもこれに続くが、自己ベストの更新ならず。そして、ロレンソが最後のアタックで1分46秒881のファステストラップをたたき出し、ロレンソが3戦連続、今シーズン4回目となるポールポジションを獲得した。ロレンソは直前のフリー走行4回目でもトップタイムを記録していた。ドヴィツィオーゾが1分46秒895で2番手に続き、ドゥカティワークスが今シーズン初となるワン・ツーを獲得した。

 マルケスはフリー走行4回目に7コーナーで激しく転倒。マシンの修復に時間がかかり、Q2は1台のマシンで臨むしかなかったが、フロントロウを確保した。

 4番手に1分47秒146でカル・クラッチロー(ホンダ)が続いたが、最後のアタックラップ中、12コーナーで転倒を喫してしまった。クラッチローは午前中のフリー走行3回目ではトップタイムを記録している。

 5番手に1分47秒169でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、6番手に1分47秒224でダニ・ペドロサ(ホンダ)、7番手に1分47秒351でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、8番手に1分47秒678でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、9番手に1分47秒737でアレックス・リンス(スズキ)、10番手に1分47秒792でジャック・ミラー(ドゥカティ)が続き、Q1トップのビニャーレスは1分47秒810で11番手。中上はQ1の最後のアタックでQ2進出となるベストラップの1分47秒946を記録。Q2でも積極的にアタックしたものの、1分48秒284がベストとなり、12番手から決勝に臨むことになった。

 以下、Q1のタイム順にフランコ・モルビデリ(ホンダ)が1分48秒009で13番手、ヨハン・ザルコ(ヤマハ)が1分48秒052で14番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が1分48秒181で15番手。16番手に1分48秒216でブラッドリー・スミス(KTM)、17番手に1分48秒398でカレル・アブラハム(ドゥカティ)が続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は午前中のフリー走行3回目で転倒を喫して、Q2進出を逃し、Q1でも1分48秒627でセッション8番手と苦戦。18番グリッドから決勝に臨むことになった。

 19番手に1分48秒975でハフィス・シャーリン(ヤマハ)、20番手に1分48秒988でトーマス・ルティ(ホンダ)、21番手に1分49秒303でスコット・レディング(アプリリア)、22番手に1分49秒699でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)の順で続き、代役参戦のジョルディ・トーレス(ドゥカティ)は1分50秒336で23番手。ポル・エスパルガロ(KTM)は午前中のフリー走行3回目で転倒した際に左鎖骨を骨折。手術を受けるため、今レースを欠場することになった。