シミが目立つようになった、疲れが抜けなくなったなど、女性が自分のことを「老けたな」と感じる瞬間は多々あれど、自己認識である限りショックはそう強くない。
問題は、明らかに他人からおばさんだと認定されているなと感じた時だ。自分でもおばさん界に片足を突っ込んでいると薄々気づいているが、ついに他人から見ても"ほぼおばさん"になっているのだなと。
同じ女性なのに、おねえさんとおばさんでは世間の扱いが大きく変わる。そのため他人からおばさん認定を受けた女性には、覚悟と諦めを含んだ哀愁が漂う。(文:みゆくらけん)
過去にモテた人は「スレ違う男が全く見ようとしない」と感じる?
先日のガールズちゃんねるで話題になっていたのは、「自分が、周りからおばさんだと思われてると感じた瞬間」というトピック。アラフォーのトピ主が感じるのは「美容室の待ち時間で、若い頃はファッション雑誌を持ってこられたり勧められたりしたのに、いつの間にかオレンジページや、女性週刊誌ばかりになっていた時」なのだという。
これはよくわかる。37歳筆者も同じ経験ありだ。それまではファッション誌数冊+地元情報誌(○○ウォーカーなど)が目の前に並べられていたのに、ある日を境に主婦雑誌やレシピ本がメインの並びに。「あぁついに……!」という深い感慨とともに、自分の中から大きな溜息が出てきたのが忘れられない。
他に挙がっていたのが、「スレ違う男が全く見ようとしない」「ナンパされない」というもの。これは過去にモテてきた人ほど痛感する男性の正直過ぎる反応なのだろう。
「見られなくなって初めて見られてた頃は輝いてたからだったことに気付く。あの頃はただただ気持ち悪くて嫌だったけど」
という切ないコメントも。そう、若さとはそれだけで強い光があったのだ。
「若々しいですね」という言葉も逆にショック
また、若い人が自然に口に出してしまいがちなセリフだが、
「『○○さんが若いときはどうだったんですか~』って聞かれた」
「『若い頃モテたんじゃないですか?』というお世辞」
にグサリとくるというコメントも。若い人に悪気はないのだが、自分のおばさん化を気にしている敏感な女性からすれば「わかっているけどクラクラくる」セリフである。似たところで「『若々しいですね!』と言われた時」という声もあったが、「本当に若い人には絶対に使わない言葉」という意味では納得だ。
この他挙がっていたのは「街頭で、若い子をターゲットにしていると思われるチラシやサンプルをもらえない時」「子持ち前提で話を振られたとき」など。
周りからおばさん認定されるのは少々切ないことかもしれないが、悲しんでいたって過去にはもう戻れない。だからこそ、人生第二章の幕開けだと思って新しいステージで楽しく生きていきたい。