10月19~21日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されるMotoGP第16戦日本GPにワイルドカード参戦することが決まっていた岡谷雄太が、参戦を辞退することを自身のSNSで報告した。
9月12日、日本GPにワイルドカード参戦するライダーが報じられ、MotoGPクラスには中須賀克行とシルバン・ギュントーリ。Moto3クラスには福嶋佑斗と岡谷が参戦すると発表された。
しかし、9月21日に日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)は、SNSでワイルドカード参戦するライダーが変更となったことを発表。岡谷にかわり、岡崎静夏が日本GPのMoto3クラスに参戦することになった。
岡谷は、2018年から全日本ロードレース選手権J-GP3クラスにフル参戦。MORIWAKI CLUBに所属し、5レース中3勝を挙げ現在ランキング1位につけている。
参戦を辞退することに関して、岡谷は自身のSNSで次のように報告した。
「私こと岡谷雄太は、2018年10月21日に決勝を迎える2018 FIM MotoGP世界選手権シリーズ第16戦MOTUL日本グランプリMoto3クラスへのワイルドカード参戦を残念ながら辞退する事をご報告させて頂きます」
「本年度は、全日本ロードレース選手権J-GP3クラスへ初めてフル参戦し、多くの皆様に支えて頂きながら全力で戦ってまいりました。結果、ライダーポイントランキングでトップとなり、第5戦筑波大会までの成績上位者という条件をクリアし、満を持して日本グランプリワイルドカード候補としてエントリーさせて頂きました」
「また、この時点ではMoto3クラスへ参戦する為のマシンを確保出来ておりませんでしたが、参戦出来る事を信じて手配を全力で進めて参りました。本当に多くの方々にご協力頂き、車両確保を試みましたが、残念ながら今大会に関してはホンダNSF250RWを確保する事が出来ず、苦渋の決断ですが参戦を見送らせて頂く事と致しました」
「今回、FIMグランプリ委員会に私のリザルトを認めて頂き、ワイルドカード参戦を受理頂けた事を本当に嬉しく感じております。また、これまで私を信じてご協力頂いた皆様、応援して頂いた皆様、そして私を支えて頂いたチーム関係者の皆様には本当に感謝しております」
「今大会のMoto3クラス参戦は叶いませんでしたが、まずは全日本J-GP3チャンピオンを目指し、いつかMotoGPの舞台で戦える様にこれからも全力で戦って参ります」
「これからも世界を目指す“岡谷雄太”の挑戦に期待して下さい。ありがとうございました」