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早朝営業エリアが充実「日本橋高島屋S.C.」新館の内部公開

2018年09月21日 21:43  Fashionsnap.com

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日本橋高島屋S.C. 外観 Image by: FASHIONSNAP.COM
百貨店を核とした大型の都市型ショッピングセンター「日本橋高島屋S.C.」の新館と本館1階のガレリアが、9月25日のオープンに先駆けて報道関係者向けに公開された。日本初上陸、新業態、商業施設初出店を含む計115店舗の専門店を誘致。日本橋エリアを生活拠点とする人々がサードプレイスとして心地よく過ごせる場を目指すという。

 新館にはベーカリーショップ「365日 日本橋」をはじめ、靴や服、ファッション小物の修理を行う「GMT FACTORY」、ヨガスタジオ「libéry Yoga conditioning by TIPNESS」など朝7時半から営業する店舗が充実。新館のプランニング・開発・オープン後の管理運営などを担当する東神開発 日本橋事業部長 清瀬和美氏は、「朝の出勤前にコンビニ以外に立ち寄れるところがない」「仕事帰りに寄れる夜遅くまで営業している店舗が少ない」などの顧客の声を反映させたという。
 新館地下1階は東京メトロ銀座線・東西線 日本橋駅に直結しており、朝7時半から1階フロアを通り抜け地上に出ることが可能。地下の食料品売場は21時まで(成城石井は23時まで)営業する。また、需要が高かったイートインスペースを備えた飲食店を全15店舗展開。そのうち13店舗を地下1階に配置することで、本館の地下食料品売場との相乗効果を図るという。4階には、同エリアに店舗数が少なく出店を希望する声が多かった「スターバックス コーヒー(Starbucks Coffee)」を展開。同じフロアには英国調の理容室「THE BARBER」や、シューバーと修理工房を併設した「三陽山長」なども並び、家族のショッピングを待つ父親世代の男性を意識した店舗構成になっている。
 「日本橋高島屋S.C.」は本館をはじめ、2015年に開業したウォッチメゾン、今春に先行開業した東館に新館を加えた計4館で構成する都市型ショッピングセンターで、売場面積は4館合わせて約6万6,000平方メートル。来春には本館・新館・東館の屋上を合わせた都内最大級の屋上庭園「日本橋グリーンテラス(仮称)」が完成する予定だ。高島屋代表取締役社長 木本茂氏は日本橋高島屋S.C.の開業について「館を街そのものとして見立てて、まるで街歩きをしているかのような楽しさやワクワク感を提供していきたい」とコメント。高島屋日本橋店の既存客に加えて、増加傾向にある近隣商圏のオフィスワーカー、近隣に住む共働きのファミリー層、国内外から訪れるツーリストなど新規顧客の獲得を図ることで、人々が集う街のアンカーとして役割を目指すという。木本氏は「現状の百貨店を取り巻く環境は決して平坦なものではないが、日々お客様の声に耳を傾けしっかりとお答えしてくことが重要だと考えている。百貨店と専門店が融合した日本橋高島屋S.C.は今の時代のニーズに答えた集大成だ」と自信をのぞかせた。
■日本橋高島屋S.C.開業(新館):2018年9月25日(火)階数:本館(地下2階~8階)、新館(地下1階~7階)、東館(4階~5階)、ウォッチメゾン(1階~2階)売場面積:本館(約4万6,000㎡)、新館(約1万7,000㎡)、東館(約2,000㎡)、ウオッチメゾン(約800㎡)公式サイト