フェラーリF1は、来季新加入するシャルル・ルクレールが、今週木曜と金曜にポール・リカールで行われるピレリの2019年タイヤ開発プログラムにおいて、SF71Hで走行することを発表した。
来シーズンにフェラーリでキミ・ライコネンの後任となるルクレールは、メルセデスのバルテリ・ボッタスとともに、南フランスで行なわれる2日間のピレリ主催のテストに参加する。
「ポール・リカールで2日間のテストを実施する」とピレリのレーシングマネージャーを務めるマリオ・イゾラは語った。
「今も来年の製品開発を行なっている。テストはいつも通り、彼らにとってはブラインドテストとなる。我々は様々な構造の品質評価をしている段階で、いくつかの新しいコンパウンドについても評価をしているところだ」
「10月1日が新しい構造のデータを提供する期限なので、構造に関する開発は終盤にきている。つまり、これが最後の評価となる」
「1年を通じて異なる構造をテストし、来年の最終製品に向けて絞り込んでいる」とイゾラは付け加えた。
「さらに、いくつかの新しいアイデアと構造をテストする必要があり、このテストで2019年のタイヤを決めなければならない。評価の成功を確かなものにするには、トップ2チームの参加が重要だ」
最終的なタイヤがアブダビGP後に予定されているF1の最終テストで全チームによって使用される前に、ピレリはコンパウンド評価の追加テストを日本ではルノーと、メキシコではザウバーとともに、今シーズン中さらに2回行なう予定だ。
「正直なところ、すべてのチームがセッションに参加してくれてよかった。トップチームのためだけにタイヤを設計するようなことはしたくないからね」とイゾラは語った。
「すべてのチームが参加することで、異なるマシンでどのようにタイヤが挙動するのかを理解することができる。それは常に最善の解決策となる」