MotoGP第14戦アラゴンGPを前に、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソが意気込みを語った。
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGPクラスランキング2位)
サンマリノGPで今季3勝目を記録しランキング2位に浮上したドヴィツィオーゾ。ランキングトップのマルケスとは67ポイントの差があるが、好調なドゥカティを駆って、そのポイント差を縮めていく。
アラゴンはドヴィツィオーゾにとってあまり結果の残っていないコース。表彰台に立ったのはヤマハ時代の2012年の3位1回のみで、ドゥカティでは2015年の5位がベストリザルト。ここ数年では2014年を除いて、全戦で入賞を果たしているが、昨年のレースでは7位に止まった。
「アラゴンはすばらしいコース。2週間前にMotoGPクラスでは初めて優勝することができたミサノとは全く異なるコースだが、これまでは苦戦を強いられてきたコースでもある」
「しかし、8月末のテストでは本当にうまくライディングできたし、今回は勝つために戦うことができると思う。速く走ることができると期待しているが、ホルヘとマルクもこのコースは得意なので、勝つのは簡単なことではないだろう」
■ホルヘ・ロレンソ(MotoGPクラスランキング4位)
サンマリノGPでは転倒リタイアに終わり、ランキング4位に後退したロレンソ。アラゴンはロレンソが得意とするコースで、2010年こそ4位と表彰台を逃したが、2011年に3位、2012年と2013年に2位、2014年と2015年に優勝、2016年に2位、ドゥカティ1年目の昨年も3位表彰台を獲得している。好調ドゥカティを駆り、事前テストも行なっているロレンソは、今レースの有力な優勝候補のひとりと言えるだろう。
「ミサノのレースの後、比較的簡単に気持ちを切り替えることができた。どこでミスしたのかが分かり、いくつか興味深い結論に至った」
「アラゴンではマシンの強みを生かし、昨年は表彰台に立つことができた。3週間前に実施したテストは非常にポジティブで、準備も進み、いいアイディアがある」
「転倒に終わったミサノの後、次のアラゴンではきっとうまく行くと思う。最後まで戦い続けることができることを証明したい」