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メーガン妃、英王室入り初のスピーチに称賛の声多々「米国人の誇り」

2018年09月21日 11:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ケンジントン宮殿で行われたローンチパーティ(画像は『Kensington Palace 2018年9月20日付Instagram「To the women of the Hubb Community Kitchen, thank you so much for allowing me to be part of this adventure with you.」』のスクリーンショット)
英王室のメーガン妃が携わったとされる『Together: Our Community Cookbook』のローンチパーティが現地時間20日、英ケンジントン宮殿にて開催された。この日、王室メンバーとなって以来初めてのスピーチを披露したメーガン妃。原稿を見る素振りも見せず、およそ3分間にわたって同書への想いを熱弁する堂々とした姿が多くの称賛を集めている。

昨年6月、英ロンドンにて高層住宅が炎上し70人以上の死者を出す大惨事となった「グレンフェル・タワー火災」。当時極秘で火災現場を訪れていたというメーガン妃と被災地域で活動する様々なバックグラウンドを持つ女性たちがタッグを組み、「ハブ・コミュニティ・キッチン」を結成した。そんな女性たちの思いが詰まった50を超えるレシピがまとめられ、このほど『Together: Our Community Cookbook』というレシピブックとなり出版される運びとなった。

20日にケンジントン宮殿にて開催された同書のローンチパーティには、夫ヘンリー王子や米国から妃の母ドリアさんも駆けつけていた。序文を担当したメーガン妃は、同書に託されたメッセージをおよそ3分間にわたるスピーチの中で披露。あらかじめ原稿を用意していた様子も見られず、終始堂々とした姿で参加者に語りかける姿が多くの人を魅了した。

「ロンドンに移住して間もない私を、このキッチンの皆さんが温かく迎え入れてくださいました。多様性に富んだこの小さな部屋の一室が、私を優しく包んでくださったのです。」

そのように「ハブ・コミュニティ・キッチン」で働く人々との出会いを回想したメーガン妃。そして、「この小さな女性グループ1つを例にとってみても、そこには12の異なる国があるのです。そんな多様性に富むこの街に住んでいることを、私は心から誇りに思います」とバックグラウンドの異なる多種多様な人々が共存するロンドンの街とコミュニティを称賛した。

「料理のレシピが生まれた背景を知ることは、その人自身の生き様を知るということ」と語りかけたメーガン妃は、本のタイトルにもなっている“Together”という言葉について「互いに深く関わり合い語り合う、そして人と人の繋がりを愛でること―それこそが“Together”の精神だと思うのです」と自分なりの見解を述べた。

熱弁を振るうメーガン妃の姿がSNS上で瞬く間に拡散されると「心のこもった素晴らしいスピーチ」「世の中を変えてくれそうな予感がする」「米国人の誇り」など、妃に対する称賛コメントが多数見受けられた。

お騒がせ家族のメディア露出により、スキャンダラスな報道ばかりが目立ちがちなメーガン妃だが、王室入りしてまだ日が浅いことを感じさせない堂々としたカリスマ性や、地元コミュニティに溶け込む親しみやすさにダイアナ妃の面影を重ねる人も少なくないようだ。そんな妃の姿を、夫ヘンリー王子や母ドリアさんも誇らしく感じたことであろう。

なお『Together: Our Community Cookbook』の収益は、今後の「ハブ・コミュニティ・キッチン」の活動存続や拡大のために使われる予定だという。

画像は『Kensington Palace 2018年9月20日付Instagram「To the women of the Hubb Community Kitchen, thank you so much for allowing me to be part of this adventure with you.」「The power of food is more than just the meal itself ― it is the story behind it.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)