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MotoGP:ヤマハ、中須賀克行の日本GPワイルドカード参戦を正式発表。特別カラーのYZR-M1で挑む

2018年09月20日 17:41  AUTOSPORT web

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鈴鹿8耐4連覇を果たしたYZF-R1と同じく、赤と白の特別カラーを施したYZR-M1
ヤマハは20日、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦する中須賀克行が、10月19~21日にツインリンクもてぎで開催される『2018 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ』にワイルドカード参戦することを正式に発表した。

 日本グランプリにワイルドカード参戦する中須賀は、JSB1000クラスで2012年から2016年まで全人未到の5連覇を達成。2017年はタイトルを逃すも、2018年シーズンは9レース中8勝と圧倒的な強さを見せている。

 2018年の鈴鹿8時間耐久ロードレースでは決勝前日に負傷し、レースには出場しなかったが、チームメイトのアレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークが中須賀の分をカバーする走りで8時間を戦い抜き優勝。個人の鈴鹿8耐連勝記録としては史上最多となる4連覇を果たした。

 中須賀の日本グランプリ出場は、2012年以来7年連続7回目。MotoGPクラスへの出場は、2位表彰台を獲得した2012年の第18戦バレンシアGPを含め通算9回目となる。

 参戦するチーム名はYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING(ヤマルーブ・ヤマハ・ファクトリー・レーシング)。マシンは鈴鹿8耐4連覇を果たしたYZF-R1と同じく、赤と白の特別カラーを施したYZR-M1で挑み、YZF-R1の20周年を広く伝えていくという。

 なお中須賀のワイルドカード参戦は、昨年同様、実戦を通じた開発評価が目的とのことだ。

「今年の日本グランプリも、YZR-M1の開発評価が目的になります」と中須賀は次のようにコメント。

「ただし今回は鈴鹿8耐と同様、YZF-R1の20周年を記念した赤・白のYZR-M1で出場します。鈴鹿8耐は怪我で決勝を走れず、優勝の喜びこそありましたが、自らの走りでファンの皆さんに楽しんでもらえず悔しさがありました」

「日本グランプリは世界が注目する最高の舞台なので、できる限りファンの皆さんに楽しんでもらいながら、長年ともに戦ってきたR1の20周年を印象づけられるようしっかり走り切りたいと思いますので、ぜひご期待ください」