9月19日未明、宮城県仙台市宮城野区の交番で当直していた警官(33)が、近くに住む21歳の男子大学生に刺殺された事件で、容疑者が通っていた東北学院大は20日、大学公式サイトに声明を掲載した。声明は、学校法人東北学院の理事長兼大学学長の名前で出され、
「この度の警察官殺害事件に本学学生が関与していたことは誠に遺憾であり、亡くなられた警察官の方に哀悼の意を表すとともにご遺族の方へ深くお詫び申し上げます」
と謝罪した。
容疑者死亡のまま書類送検される見通し
また、近隣住民や大学の保護者に対して、
「報道等を通じてご心配やご不安をおかけした地域社会や保護者及び同窓生の皆様に衷心よりお詫び申し上げます」
とも述べている。同様の声明は、大学公式サイトトップのほか、在学生・保護者向け、卒業生向けのページにも掲載されている。
容疑者は警官を刺した後、刃物とモデルガンを持って他の警官に近づいたという。警官の発砲を受けた容疑者は病院に運ばれたが、死亡が確認された。警察は、犯行動機の調査を進めると共に、容疑者死亡のまま書類送検するとしている。