ステアリングを握る姿はサーキットで見せる表情そのもの 9月20日に発売されるプレイステーション4用ソフト『F1® 2018』を、現役レーシングドライバーの松田次生が先行プレイ。現役プロドライバーの目線でゲームの魅力に迫る。
F1唯一の公認タイトルである『F1 2018』。ドライバー頭部保護デバイス『HALO(ハロ)』やトロロッソ・ホンダF1など、2018年シーズンのF1が完全再現されている。F1ファン、レースゲーム好きにはおなじみのシリーズだ。
『F1 2018』は、高精細なグラフィックやリアルなマシン挙動、ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソなど、現役ドライバーが忠実に再現されている点も魅力だが、多くのレース好き、ゲーム好きを熱中させているのはルーキードライバーとしてF1デビューを果たし、F1界の頂点へ登り詰めていく“キャリアモード”だ。
今作ではメディア対応についても新たな形でキャリアモードに組み込まれており、この受け答えがチームやライバルからの評価につながり、自身のキャリア育成に影響するようになった。コース上で速さを発揮しなければならないのはもちろん、コース外での振る舞いにもF1ドライバーらしさが求められるようになったのだ。
今回はそんなシリーズ最新作を日本国内のトップフォーミュラであるフォーミュラ・ニッポン(現全日本スーパーフォーミュラ選手権)で2007~08年に、国内最高峰のツーリングカーレース、スーパーGTでは2014~15年にシリーズチャンピオンを獲得し、F1の解説でもおなじみの現役ニッサンワークスドライバー、松田次生が新人F1ドライバーとしてキャリアモードをプレイした。
「フォーミュラを戦っていたときはF1のゲームをやっていたし、実家にはバケットシートを使った本格的なプレイ環境も整えていた」という次生は、多忙を極める現役ドライバーということもあり、最近はゲームよりもカートなどでのトレーニングがメインだという。
今回はレーシングシムファンにはおなじみのスラストマスター(Thrustmaster)製のハンドルコントローラー『T150 PRO』とゲーミングチェアメーカーのAK Racing製オフィスチェアというプレイ環境を用意。次生はメルセデスF1のW09 EQ Power+でゲームのプレイ感覚を取り戻した後、さっそくキャリアモードに挑戦。今回はルーキードライバーの『つぎお・まつだ』として、フェラーリに加わり、セバスチャン・ベッテルのパートナーとしてオーストラリアGPに挑んだ。
ゲームはひさしぶりということで、AIの強さをミディアムモードにして臨んだ“新人”のつぎおはフリー走行1回目からライバルを2秒以上引き離す驚異の走りをみせると、予選ではチームメイトのベッテルを0.476秒上回り初ポールポジション獲得と好調な走り出し。
しかし、迎えた決勝はゲーム独特のスタート手順に手間取り、スタートで出遅れて後続集団に飲まれると1~2コーナーでメルセデス陣営などと交錯。フロントノーズを壊してしまう。
なんとかベッテルに続く2番手のポジションは死守したものの、フロントのダウンフォースを失ったことで後続のバルテリ・ボッタスから猛追を受けることになったつぎお。しかし、ここは驚異の“新人”、5周で争われた決勝で最後までボッタスの攻撃を防ぎきり、デビュー戦を2位表彰台で飾ってみせた。
レース後のインタビューで1コーナーでの接触について問われたつぎおは「運転の仕方を知らないやつがいるみたいだ」と強気な発言を残してサーキットを後にした。
■「若い現役ドライバーの選択も見てみたい」。松田次生、タイムアタックやクラシックF1にも熱中
プレイ中から「面白い!」「すごい!」と叫んでいた次生は「最近のゲームはかなり進化してますね。ふだんのトレーニングはカートで練習したり、自分のクルマで(サーキットの)スポーツ走行枠で走ったりがメイン。だけど、今日プレイしてみて、かなり本格的だなと思いました」とゲームを満喫した様子。
「昔のゲームはあまりアクセルとブレーキなどの感触が(現実世界と)互換性がなくて、なんとなくなイメージがありましたけど、今のゲームは『こういう感触になるんだ』と感じるので、乗っていて面白いです」
キャリアモードの追加要素であるメディア対応については「実際に僕たちもああいった形でインタビューを受けるので、コメントには気を使っています(苦笑)」と次生。
「(ゲーム内では)受け答えの仕方で、(チームやライバルからの)評価が変わりますよね。僕もふだんは言わないような内容を選択してました。最初は実際に自分がやりそうな受け答えをしたら誠実さの評価が上がったので、ちょっと違う発言をしたらどうなるのかなと思って」
「僕なんかは結構な歳なので、滅多なことは言いませんけど、例えば関口(雄飛)選手とか、若い現役ドライバーがどんな選択肢を選ぶのかは見てみたいかも(笑)」
キャリアモードを遊び終えた次生は、続いてタイムアタックで鈴鹿サーキットのレコードタイムに挑戦したり、『F1 2018』に収録されているクラシックF1マシンで遊んだりとプレイに熱中。試遊を終える頃には「今日、プレイステーション4を買っちゃうかも」と、すっかり『F1 2018』の魅力に引き込まれていた。
わずか3時間弱の試遊で現在も国内最高峰シリーズであるスーパーGTの第一線で活躍する次生を魅了する『F1 2018』はゲーム好きだけでなく、レースファンも充分に楽しめること間違いなし。このソフトを遊ぶためにプレイ環境をイチから整えても問題ないと言える1本だ。
また、近日中に次生の鈴鹿タイムアタックの模様も動画でお届けする。果たして次生は2017年にルイス・ハミルトンが記録したレコードタイム『1分27秒319』をブレイクできたのか。お楽しみに。
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