日本の消費社会を牽引したセゾングループと代表の堤清二氏を長年追いかけた鈴木哲也氏によるノンフィクション書籍「セゾン 堤清二が見た未来」が、9月21日に日経BP社から発売される。価格は1,800円(税別)。
堤清二氏は1954年に西武百貨店に入社。1966年に社長に就任すると、西友やパルコ、ファミリーマート、無印良品など様々な事業を展開し、約200社を有するセゾングループを築き上げた。全盛期には売上高4兆円以上を誇ったが、バブル崩壊後に解体された。
同書は流通業界に精通している鈴木哲也氏による20年以上の取材を基に、セゾングループと堤氏を緻密に分析。「無印良品」「西武百貨店」「パルコ」「専門店」「ホテル・レジャー」「チェーンオペレーション」「人間・堤清二」の7章で構成し、同氏が目指した世界とは何か、日本の大衆消費社会に遺したものと変えたものは何だったのかを300ページ超にわたり振り返る。