インタクトGPは9月19日、電動バイクレース、『FIM Enel MotoE World Cup』(MotoE)のライダーにイェスコ・ラフィンを起用することを発表した。
MotoEは2019年から新たに始まる電動バイクの新シリーズ。2019年シーズンはEnergica Motor Company(エネルジカ・モーターカンパニー)のスーパーバイク『Energica Ego Corsa(エネルジカ・エゴ・コルセ)』のワンメイクで全5戦が予定されている。
参戦するチームは、MotoGPの各クラスに参戦するチームで、MotoGPクラスに参戦するチームからは各2名、Moto2クラスとMoto3クラス参戦チームは各1名のライダーのエントリーとなる。
今週末行われる第14戦アラゴンGPで、参戦する12チーム18名のライダーの暫定エントリーリストが発表される予定となっている。
それに先立ち、ダイナボルト・インタクトGP(Dynavolt Intact GP)はラフィンを2019年のMotoEライダーとして起用することを発表した。これが最初のMotoEライダー決定の発表となる。
ラフィンは、2015年~2017年にMoto2クラスに参戦したスイス人。2018年シーズンはFIM CEVレプソルインターナショナル選手権のMoto2クラスに参戦し、現在2位に50ポイント差をつけランキングトップにつけている。2018年第13戦サンマリノGPではアレハンドロ・メディナの代役参戦でMoto2クラスに出場し15位入賞を果たした。
ラフィンはMotoEのライダーになることについて「プロフェッショナルなチームのためにスタートする素晴らしい機会だ。このチャンスを得て、みんなが僕を信じてくれていることにとても感謝する」とコメント。
「新しいチャンピオンシップだからモチベーションは非常に高い。ミサノ(第13戦サンマリノGP)では、MotoEのデモランだけでなく、ふたりのライダーのテストも見たが、本当に興味深かった」
「もちろん、同じバイクに乗り誰にとっても未知であるから、来年のことを予想することは難しいと思っている」
「ライダーは最終的に基準になる。現時点では、電動バイクがどのような乗り心地なのか見当がつかない。だから最初のテストができる11月が待ち遠しい」