レッドブルはトロロッソ・ホンダの2019年ドライバーとしてダニール・クビアトの起用を決め、次戦F1ロシアGPで正式発表を行う可能性があると報じられている。
オランダのZiggo Sportは、クビアトとトロロッソの契約がまとまったという説があることを報じた。
「彼(クビアト)は来年トロロッソで走る。すでに契約にサインした」と現在解説者を務める元F1ドライバー、ロバート・ドーンボスがZiggo Sportに対して語った。
オランダ出身のF2ドライバー、ニック・デ・ブリースも「モンツァの土曜に契約が結ばれた」とZiggo Sportに対して語ったという。
レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコの発言もクビアト起用のうわさを加速させている。
クビアト、アントニオ・ジョビナッツィ、ロバート・クビカのいずれかがトロロッソで来年走る可能性について聞かれたマルコは「そのうちのひとりについて、ソチでお話しすることになるだろう」と答えたと、Planet F1が伝えた。
■トロロッソ代表はウェーレインの起用を希望?
レッドブルの育成ドライバーだったクビアトは、2014年にトロロッソからF1にデビュー、2015年にレッドブル・レーシングに昇格したものの、2016年途中にトロロッソに戻され、2017年末には解雇されてF1シートを失った。2018年はフェラーリの開発ドライバーを務めている。
Sky Sportsも、クビアトがトロロッソに復帰するという説があると認め、もうひとりの2019年ドライバー候補のひとりはパスカル・ウェーレインであるとも伝えた。現在トロロッソで走るピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・レーシングに昇格することが決まっており、ブレンドン・ハートレーの去就は現時点でははっきりしていない。
「(トロロッソのチーム代表)フランツ・トストはパスカル・ウェーレインを非常に気に入っている。彼は(2018年末で)メルセデスとの契約を終了するため、トストは契約を結びたがっている」とSky F1の解説者テッド・クラビッツがコメントしている。
「クビアトとウェーレインのラインアップになる可能性を否定できない」