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MotoGP:アビンティア、SBKでMVアグスタのマシンを駆るトーレスをラバットの代役で起用

2018年09月18日 14:11  AUTOSPORT web

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ティト・ラバットの代役で第14戦アラゴンGPに参戦することになったジョルディ・トーレス
MotoGPに参戦するレアーレ・アビンティア・レーシングは、9月21日からスペインのモーターランド・アラゴンで開催される第14戦アラゴンGPで、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するジョルディ・トーレスをティト・ラバットの代役として起用する。

 レアーレ・アビンティア・レーシングのレギュラーライダーであるラバットは、第12戦イギリスGPのフリー走行4回目で転倒。グラベルから退避しようと立った時に、止まりきれなかった他車に突っ込まれ、右脚の大腿骨、脛骨、腓骨を骨折した。

 ラバットの怪我は順調に回復しているようで、第15戦タイGPでの復帰を目指している。

 アラゴンGPでラバットの代役に起用されたトーレスは、31歳のスペイン人ライダー。2010年から2014年までMoto2クラスにフル参戦し、2013年のドイツGPで初優勝を挙げた。2015年からはSBKへ戦いの舞台を移し、現在はイタリアのバイクメーカー、MVアグスタのマシンを走らせ、ランキング13位につけている。最高峰クラスへの参戦は、今回が初となる。

 マシンはチームに所属するチャビエル・シメオンが使用したデスモセディッチGPの2016年型を使用。シメオンは、サンマリノGPと同じく、ラバットの2017年型デスモセディチGPを走らせる。

 代役でのMotoGP参戦が決まったトーレスは次のようにコメント。

「この機会を提供してくれたチームに感謝したい。今は興奮しているけど、MotoGPバイクを走らせることは挑戦だ。孫の代まで語り継げる唯一の経験となるだろう」

「チャンピオンシップは非常にレベルが高い。レースウイークですべてのものを吸収することは難しいけど、できるだけ多くを学び、自分の経験を活かしていこう」

「参戦を許可してくれたMVアグスタにも感謝したい。現時点では1戦だけの参戦だけど、もしかしたら、2戦になるかもしれない。何よりも、ティト(ラバット)の早期回復を願っているよ」