昨年、流行語大賞を受賞した「インスタ映え」。その勢いは衰えること無く、インスタ映えした写真を撮ろうと躍起になっている人は増える一方だ。そんな中、インスタグラムで「いいね」をもらうために頑張りすぎて疲れてしまう「インスタバテ」を感じている人は少なくないようだ。
こういった現状に対して、9月14日の『ノンストップ!』(フジテレビ系)ではカンニング竹山さんが、インスタバテをしてしまうユーザーに対して苦言を呈した。(文:石川祐介)
「私イケてるでしょ?」という思いが透けて見えるので寒く感じる
番組中、インスタバテする女性が多いことについてコメントを求められた竹山さんは
「インスタはね、みんな気づかなきゃいけないのが、スベリまくってるんですよ」
とインスタユーザーを一喝し、スベリまくっている理由について解説を始める。
「(自分に)自信のない人は顔とか載っけないから。大概、『私キレイでしょ?』『私こんなの食べてる』っていう。『私イケてるでしょ?』の集まりだから、"インスタスベリ"をみんな起こしている。スベってることに気づいてない」
インスタに写真をアップしている人は、自分のルックスやセンスに自信があり、それらを称賛されたいという下心が透けて見えてしまうため、薄ら寒さを感じてしまうという。
また、ハイヒールのリンゴさんが「私のインスタは土日に見てる人が多いから、土日に絶対更新せなって」と自身の投稿を待ってくれている人達のために、インスタ映えする写真を撮ろうという強迫観念に襲われてしまうと話すと、
「やってる方は勝手にこっちが待ってるって思うけど、世の中の人はインスタなんて待ってないでしょ。ほぼ誰も待ってねーよ」
と更新することを望んでいる人なんていないとバッサリ。インスタバテを感じている人の中には、誰も待ってないにもかかわらず、誰かの期待に答えるため、必死にアップし続けている人もいるのかものかもしれない。
別アカの使い分けで余計ストレスがたまる?
さらに、番組内で「別アカウントを作って、普段は言えない不満を吐き出して、ストレス発散している」というSNSユーザーからの投稿が寄せられ、ここでも竹山さんは牙をむく。
「ツイッターとかインスタで別アカウント作る人は、(SNSに)向いてないから止めたほうがいいよ。ろくなこと起こらないから」
そう言い切る理由として、別アカウントを作ってしまうと、プライベートアカウントと使い分けるという手間が生じるため、「余計ストレスになってくる、初めは良いけど。『こっちは悪口を言おう。こっちは普通にやろう』だと、グチャグチャになっちゃう」と煩わしさを語った。
SNSでストレスを感じ、SNSでストレスを発散する。「SNSなんていっそのこと止めてしまえばいいのに」と言いたくなるが、多くの人にとってSNSは生活必需品なのだろう。今後も「SNS疲れ」の不満はなくならなさそうだ。