トップへ

エコー、皮革製造工程で大量の水を節約する新技術を開発

2018年09月17日 11:13  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「DriTan」搭載の「SOFT 8」 Image by: ECCO
デンマーク発のコンフォートシューズ&レザーグッズブランド「エコー(ECCO)」が、新レザー「ドライタン(DriTan™)」を搭載したスニーカー「ソフト エイト(SOFT 8)」を先行発売した。100足限定で、ECCO 銀座店および公式オンラインストアで取り扱っている。

 「ドライタン」は、水不足の深刻化が進む背景を受けてエコー・レザー社が開発したウォーターフリーレザー。通常の皮革製造のプロセスでは大量の水の使用なしでは不可能だと考えられていたが、既に存在している原皮の水分を使用することにより、品質や特性、安定性、製造期間において伝統的ななめし革に遜色ないものに仕上がるほか、大量の水を節約するとともに廃水の排出および化学薬品の使用減少を可能にした。オランダにある同社のなめし工場単独では、年間約600トンの汚泥を除去できるという。
 「ドライタン」を搭載した「ソフト エイト」は、メンズとウィメンズを展開。フィットする人間工学に基づいた木型と解剖学的に足の凹凸を再現したフットベット、レザーを使用したライニング、 取り外し可能なレザー張りのインソールを採用しており、快適な履き心地を実現した。また、独自のダイレクトインジェクション製法が用いられた一層構造のポリウレタンアウトソールは、耐久性に優れている。価格は税別3万5,000円。
■取扱店舗ECCO 銀座店:東京都中央区銀座3-2-10オンラインストア