ツナグ働き方研究所は9月13日、「2018年アルバイト採用ブランド力」の調査結果を発表した。調査は今年4月にインターネットで実施し、アルバイト・パートとして求職経験が2年以内にある求職者または現就業者で、全国の18~66歳までの1082人から回答を得た。
総合1位は「スターバックス コーヒー」だった。2位は「DEAN&DELUCA」がランクイン。昨年はトップ10圏外だったが、今年は大躍進した。3位は「マクドナルド」、4位は「東京ディズニーリゾート」、5位には「スープストックトーキョー」が入った。
学生1位は「コメダ珈琲店」、2位に「スープストックトーキョー」
6位以降は「KALDI COFFEE FARM」、「ザ・ダイソー」、「コメダ珈琲店」、「セブン・イレブン」、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」となっている。
回答者にアルバイト先を探すときに重視する項目を聞くと、最も多かったのは「通いやすい場所にある」(79.8%)だった。以降、「仕事内容に興味がある・自分でも働くことができそう」(73.3%)、「安心して働けそう」(67.3%)、「給与・待遇が良さそう」(64.9%)と続く。
勤務する「場所」を重要視する傾向にあるが、「仕事内容」や「安全」の項目が上位にきている点から、仕事内容や職場環境の提示次第で、応募者の増加が期待できると思われる。
また、学生部門では1位「コメダ珈琲店」、2位「スープストックトーキョー」、3位「東京ディズニーリゾート」、4位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、5位「スターバックス コーヒー」、6位「KALDI COFFEE FARM」、7位「PRONTO」、8位「セブン・イレブン」、9位「ファミリーマート」、10位「ユニクロ」という結果だった。
アルバイト先を探すときに重視する項目は「仕事内容に興味がある・自分でも働くことができそう」(65.9%)が最多だった。学生は 「仕事内容」が「場所」(64.2%)を上回っている事が明らかになった。
次いで「安心して働けそう」(65.7%)、「給与・待遇が良さそう」(65.4%)、「時間の融通が利きそう」(65.2%)、「通いやすい場所にある」(64.2%)という結果だった。上位5つまでは僅差で、バランスのとれたアルバイト先を探しているようだ。
主婦の9割が「アルバイト先は通いやすい場所にあること」を重視
主婦部門では、1位「スターバックス コーヒー」、2位「ザ・ダイソー」、3位「東京ディズニーリゾート」、4位「マクドナルド」、5位「無印良品」、6位「セリア」、7位「DEAN&DELUCA」、8位「KALDI COFFEE FARM」、9位「コメダ珈琲店」、10位「イオン」だった。
アルバイト先を探すときに重視する項目は「通いやすい場所にある」(94.5%)で、全体の79.8%と比べ、14.7ポイントも上回っていた。家事や子育てが忙しく余裕のない主婦にとって、働く場所を最優先していることがうかがえる。
以降、「仕事内容に興味がある・自分でも働くことができそう」(80.4%)、「安心して働けそう」(71.5%)、「時間の融通が利きそう」(68%)、「給与・待遇が良さそう」(66.4%)だった。
今回対象となったのは、アルバイト先として代表的なサービス業40ブランド。「アルバイトを探すときの重視項目」を調査し、その重視項目を「仕事」「時間」「安全」「場所」「給与」「仲間」「成長」「環境」の8つに分類し、重視度に応じて加重値を算出した。評価ポイントの合計値が高いブランドを「採用ブランド力が高い」と認定し、ランキング化した。