最近は、ネットでニュースを読めるので新聞を取っていないという家庭も多いだろう。しかし、「新聞紙」の需要は未だにあるようで、アマゾンで売られている「印刷前の更紙の新聞紙」が話題になっている。
印刷前の更紙は、10キロで2480円。商品説明欄では、インク移りがないため使用しやすいこと、梱包時に使用しても生活感が出ないことなどが利点として挙げられている。
「インクが付いていないので躊躇せずに食器も包めます」と高評価
主な用途はペットの飼育や梱包・荷造りの緩衝材など。それ以外にも、幼児用の落書きペーパーや塗装時のマスキング紙としても使用できる。また災害時にも新聞紙が役に立つといい、料理の保温、布団・腹巻き、焚火などにも使えるとしている。
レビュー欄には87件の書き込みがあり、購入者は意外と多いようだ。「新聞をとっていないため購入した」という人が多い。セキセイインコの敷紙用に買ったという女性は
「引っ越しの際にも大変便利でした! インクが付いていないので躊躇せずに食器も包めますし、両があるので惜しげなく使え、本当に重用しました」
という。この商品はネットでも話題になり、ツイッターでは「これが『顧客が本当に必要だったもの』なのでは」という声が寄せられた。
一方で、「情報なしで2480円なら、情報量込みで新聞買うかなー」「それだったら、もっと他に安値のモノがありそうな気がしそう」と少し高いのではという声もあがっていて。ただ、更紙を出品している業者は「お試し20枚」を480円で、同じく「お試し100枚」を780円で出品しているので、緊急で新聞紙が必要になった人はそちらを購入してもいいだろう。
メルカリでも古新聞が多数出品 10キロ1100円で取引成立
アマゾンには「普通の新聞紙(未使用)」も出品されている。重さ15キロ、10キロ、5キロなど様々な重さで出品されており、価格は10キロ2000円程度。
レビュー欄を見ると、こちらも更紙同様「ペットの敷物に使っています」「猫のトイレ用に使用しています」といった声や、梱包時の緩衝材として使うという声が寄せられていた。また「新聞のインクは消臭効果がある」と掃除道具として使う人もいる。
しかし
「新聞の1/2サイズの地域コミュニティ紙も含まれており使い勝手が悪い」
「届いたものは廃品回収に出されたもの?という感じで、少し油じみがあったり、汚れがあったり…」
「送られてきたのはアダルト色の強いスポーツ誌だったので残念」
という書き込みも。気になる人は業者を選んだ方がいいかもしれない。なおメルカリでも古新聞が複数出品されていて、10キロ1100円が取引成立していた。古新聞の需要は予想以上に高いようだ。